昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

今日の晩御飯のおかず・・・・ごちゃまぜサラダ

2017-02-27 22:46:42 | お惣菜

3月が迫ってきた。
世間では年度末である。
オカブ商会の決算期は5月末だが、世間が年度末だと、なにかと忙しい。
飯もゆっくり食ってもいられない。
そこで、今日の晩飯はサラダ。かーたんが作ってくれた。
昨日の晩のおかずの鶏の笹身をサラダにしたものである。
ところで、フランス人は確かに「美食家」である。
しかし年中、ご馳走を食っているわけではない。
家計の懐具合をにらみながら倹約に努め、世知辛い世の中と闘いつつ、その範囲で食える限りの美味いものを食べることには、やぶさかではない、という意味での「美食家」である。
フランス人は「美食家」である以上に「シブチン」である。
それでも、日曜日の晩は、 彼らも結構なご馳走を家で作って食う。
すると月曜日の晩には、日曜の晩のメインの残りものが適当なサラダかスープになって出てくる。
こういう涙ぐましいやりくりをしながら、フランスの庶民は暮らしているのである。
オカブ家でも、フランス人に倣ったわけではないが、昨日の晩の残り物をサラダにして片づけた。
まあ、節約しながらも美味い夕飯だった。

年改むと思えば明日は弥生なり   素閑 


 

 


 


何にもないけど書いておきますon日曜日

2017-02-26 15:31:29 | 日記

今日は日曜日。
昨日、遅くまで飲んでいて二日酔い気味だけれど教会へ行った。
教会では、乗っ取りカルトへの対応として思わぬ急展開があった。
全く、どのように反応していいか分からぬほどのサプライズで、力が抜けてしまった。
まだまだ、最終決着を見るまでは、完全に緊張を解くことはできないが、このまま行けば一段落である。
教会の後、かーたんと『きゃんどる』へランチに行った。
今日のメインは豚肉のタイ風ブレゼ。
毎度毎度美味しい。
ビールも飲んだ。
デザートも頼んだ。
まあ、前祝である。
4月から教会の牧師も交代する。
新たな風が吹いてくれることを期待する。

早春の冷たき風も麗しき   素閑 



平穏な日曜日の午後

2017-02-19 16:23:01 | グルメ

金曜まで、陽春のような気候が続いたが、今週の土日は寒の戻りのように寒い。
朝から教会に行くが、行く道は、陽だまりを求めて舗道を歩いた。
先々週、乗っ取りカルトの問題に、大きなサプライズが巻き起こり、こちらとしても対処に右往左往している。
まあ、小事に惑わされず、泰然としていることだ。
久しぶりに平穏な気持ちで礼拝を済ませ、会計作業を済ませ、いつもの『きゃんどる』へ、かーたんとランチを取りに行く。
ほっとした気持ちでリラックスした昼食の時間。
何年ぶりだろう?
しかし、まだまだ気は抜けない。
処理すべき課題も、検討しなければならない懸案も多い。法的問題もクリアしなければならない。 
しかし、『きゃんどる』のランチは素晴らしい。この内容が1,000円で食べられるんですよ~。(ビール抜く。ジョッキ830円)
気を引き締めて、昨日とは打って変わって、寒空の晴天の中自転車を押して帰宅した。 

如月に子熊もいでよと呼ばわりつ   素閑



かーたんの誕生パーティー@シェ松尾青山サロン

2017-02-18 23:20:32 | グルメ

かーたんの云十云回目の誕生日は、先週の2月11日である。
しかし、かーたんが友達に誕生会で御呼ばれに出かけてしまったので、内輪で誕生パーティーができなかった。
そこで1週間遅れで、レストランを予約し、正式に誕生会をやろうということに相成ったわけ。
場所は、表参道のフレンチレストラン、『シェ松尾・青山サロン』
去年の秋、結婚記念日で来たので、お馴染みである。
4時に、家を出て、渋谷に。
渋谷で、かーたんのアクセサリーを探しに、店をうろうろ。宇田川町の『スワロフスキー』まで、出かけてしまった。
『シェ松尾・青山サロン』には、予約時間の6時の40分前に着いた。これも予定の行動である。
ウェイティング・バーで時間を過ごし、滅多に来られない、高級レストランの雰囲気を満喫しようという計画である。ハイボールなどを舐めなめしているうちに、席に案内される。
まず、シャンパーニュ。
今日のムニュは以下の通り。

                 アミューズ・グール
            フォアグラと豚肉のリエット、蕪のサラダ
          タラバ蟹とアボガドのサラダ、ヴィネグレットソース
              茸のスープ、パイ包み焼 
                お口直しのグラニテ
             *仔羊のロースト、季節の野菜添え
               *鹿のロースト、ジビエのソース 
                 デザート盛り合わせ
                 プティフールと珈琲
                (*チョイス、他に牛肉、地鶏のチョイスあり)
シャンパーニュはグランクリュのものではないとはいえ、なかなか美味し。
料理は、秋に来た時よりも、全体大味に思えたが、さりとて、さすが、デリケートな勘所をとらえている。
仔羊の火入れ加減は最高。普通はレアで出されることが多いのだが、十分に、火入れして、なおかつ焼き過ぎの感じがしない。
かーたんが取った鹿肉の具合は分からん。
誕生日だったので、レストランからのサービスのセレモニーがあって、ハッピーバースデー・ツー・ユー。
まあ、かーたんも去年の大腸がんを乗り越え、仕事もこなし、よく頑張った。
これからもよろしく、との言葉を贈り、渋谷から帰宅した。

春浅し都会に暮れる土曜の夜   素閑 

   

                                       


探梅

2017-02-16 14:15:13 | お出かけ

今朝は寒かったが、昼を回るころからぐんぐん気温が上がりだした。
税務署に用があって、といっても税金とても払う金がないスッカンピンなのだが、そこは措いておいて、梅が丘に出かけた。
あまりにも、いい天気なので、北澤川緑道の途中の圓乗院に寄っていく。
この寺は、瀟洒な庭園があって、四季折々の風景を楽しませてくれる。
そして、この近辺に伝わる話として、昔いた大男、「ダイタラボッチ」所縁の寺として知られる。この「ダイタラボッチ」がこの辺りの地名「代田」の起源になったとも伝えられている。また、区の無形文化財「代田餅つき歌」の寺としても有名だ。
ここの庭にも梅が咲いていた。六分咲きといったところか。
こういう場所が家の近くにあると心が和む。
また、この北澤川緑道沿いには、萩原朔太郎、萩原葉子、斎藤茂吉、田中英光、そして代沢にまで下るが、森茉莉の旧宅の跡があって、非常に文学とも馴染みの深い地域となっている。


 

梅が丘の羽根木公園、オカブらの近所の悪童どもが幼いころは、根津山と呼びならわしていた、梅の名所に足を向ける。
途中、小田急線の高架をくぐる。
ここには、もう五年位前から、ホームレスが住処として、所帯道具を積み上げて、布団を敷いて寝ている。
オカブはいつも横目で見て素通りしている。
菓子パンくらい差し入れてやればいいのにとも思うが、その勇気がないのか、それほど慈善の心がないのか、いつも素通りである。
こういう時、自らがファリサイ派であり律法学者であることを痛いほど感じる。

こつじきの寝るも人の子春の夢   素閑 

これには、不快語、差別語が入っていますかな?しかし、オカブはいわゆる「言葉狩り」は嫌いである。これが跳梁跋扈すると、落語をはじめあらゆる芸術が成り立たなくなる。

羽根木公園に着く。
梅を求める人で賑わっていた。
まだ、区の行事である梅祭りは続いており、何軒かの露店が広場に開いていた。
こちらの梅は、日当たりがいいせいか、七分咲き程度。
いい天気、いい眺めである。
しかし、今日は、暖かいを通り越して暑いくらいである。キルティングのブルゾンを着てきたが、セーターも脱ぎシャツ一枚になりたい。

魁と空も歌うや光の賦   素閑   

この句はちょっと装飾過剰ですかな?もっと枯れた境地を詠まねばなりませんな。

公園内を一通り回って、税務署に提出する書類を出して、家路についた。

 

 


春の夜の雑感

2017-02-15 22:23:26 | 日記・エッセイ・コラム

最近、やることがなくなった。
仕事は開店休業状態だし、そういうわけで、道楽に回す金もなく、鼻糞でもほじってゴロゴロしているしか手はない。
学生時代に、もっと勉強しておけばよかった、と最近になってつくづく思う。
別に、勉強したからといって、いい仕事に就いたり、金を儲けようという野心などさらさらない。
ただ、こうして老いてからの暇つぶしに、なんらかの役に立ったのではないかと思っている。
専攻は政治である。
時は米ソ冷戦の真っただ中であった。
米ソがミサイルを撃ち合って、地球がドロドロになるのではないかという恐怖が、連日、まことしやかに報じられていた。
そんな時代背景の中で、ゲームの理論を基礎に、どうしたら核戦争に勝てるかというテーマを研究していた。
担当教授は、平和主義者だったから、こっぴどく叱られ、単位は可しか貰えなかった。
もう、そんな時代状況ではなくなったので、学生時代やったことは、今の時代、ほとんど役に立たない。力半ばにして相拮抗した二大陣営の対立の構図は無くなったから、北朝鮮や中国のミサイルの恐怖はあっても、その当時の理屈は、全く通用しない。
核ミサイルの他は山登りにうつつを抜かしていた。
バイトをして金がたまると山に行っていた。
思えば、無駄なことに金と時間を費やしたと思っている。
学生時代の本質は、壮大な浪費といっても、それにしても、もう少し実になることをやっていればよかったと思っている。 


今になって、法律でも勉強しておけばよかったと思っている。
学生時代は、法律など訓詁学だろ、サイエンスじゃねーよな、と馬鹿にしていた。だから、政治学科といっても、法律の授業は、憲法と行政法以外はまったく取らなかった。
しかし、ちらっと、最近、覗いてみると、なかなか奥が深そうだし、第一、ミサイルの勉強をするより実用的だ。
基礎理論、法哲学などは結構、面白そうだ。
しかし、「法哲学」とは言っても、それらの実態は倫理学だと思っている。
だから、ケルゼンもロールズも「学者」というよりもむしろ、価値判断を基に置いた「思想家」なんじゃないかな?などと考えてしまう。
まぁ良い。老いの醜さで、オカブも人間如何に生きるべきか?などという、柄にもないことを思い出したということだ。自分のふしだらな生き方は措いておいて・・・

晩御飯はまた鶏鍋だった。
オカブは確かに鶏鍋は美味いといったが、こう毎日、鶏鍋を食わされていると、酉年生まれのオカブが、酉年の今年に、本当に酉になってしまいそうだ。
締めの雑炊を食うと、もう腹がいっぱい。
また、肥りそうだ。

水ぬるむ立身せぬ身もまた良きか   素閑 


またまた京菜鍋を食べてしまった。

2017-02-12 23:49:38 | お惣菜

今日は教会である。
礼拝司会の日である。
カルトの問題も片付いていない。
気が重い。
なんとか、礼拝の司会を済ませた。
しかし、カルトの問題は思いがけないところから糸口が見えてきた。天の配剤であろう。
下北沢のオオゼキに行ったら、まだ京菜が出ていた。
この京菜にはオカブは目がない。
この前も書いたが、春の生気を食いつくすように貪り食うのが好きだ。
もちろん鍋にする。
まだ、生煮えの青々とした葉をバリバリ食う。
美味かった。
カルト問題は、まだ微妙なプロセスの整理や、戦術の見直し等の必要はあるが、解決の見通しが立ちかけている。
神に感謝して、新しい週を始める。

京菜食う春の野良より恵みかな   素閑 


かーたんの誕生日

2017-02-11 22:30:04 | 家族

今日は建国記念日。そしてかーたんのうんじゅううん回目の誕生日である。
しかし、かーたんは、高校時代の友達の家に、二月生まれの仲間同士の誕生を祝うために、お出かけ。
オカブはエルさんとお留守番である。
久しぶりに、親子水入らずで、じっくり話でもしようと思ったが、エルさんは来週の研究授業の指導案つくりにおおわらわ。
とても話し込むどころではない。
そこで、オカブは事務所に籠って、会計の整理をしたり、提案書に手を入れたり。
かーたんは昼前に出かけ、夜8時過ぎまで帰ってこない。
この人の呑気な性格は、時としていらっと来るときもあるが、大らかで気を使わないところがいい。
エルさんが夜、美容院の帰りに誕生祝のケーキを買ってきてくれた。
そこで夕餉も済んで、かーたんが返ってきたのを機に、みんなでハッピー・バースデイ・ツー・ユー♪
この人とも、もう何十年と連れ添った。
かーたんにとっては、既に独身時代よりも、結婚生活のほうが長くなった。
その間、辛いことも苦しいこともあった。
そして、かーたんは今、病気と闘っている。
しかし、そういうことも全てひっくるめて、何とか幸せな今がある。
良き伴侶であるな。
幸福を嚙み締めた、夜のひと時であった。

妻を祝う建国記念の夜も更けて   素閑 


寒いので「鶏スキ」にしました。

2017-02-10 23:17:48 | お惣菜

今日は、寒かった。
もちろん、日が暮れても寒い。
そこで、夕飯は、思いっきり暖まるべく、鍋物に。
我が家の、お得意の「鶏スキ」である。
こんな料理が一般にあるのかは分からない。
要は寄せ鍋の野菜に、メインの具は魚やつくねではなく、鶏のもも肉を入れたもの。
寄せ鍋と同じく、出汁と塩と味醂と少量の醤油の割り下で煮る。
酒はもちろん燗酒。
熱い具をつついてかーたんとふーふー言いながら食べる。
締めは雑炊。
汁の中に残りのご飯を入れ、溶き卵を加えて煮る。
腹一杯!満足・満足。
寒い夜は鍋に限る。

春寒やしじまに娘帰りくる   素閑 


春なのに寒いですね

2017-02-10 15:58:03 | お出かけ

立春が過ぎ、多少暖かくなったかな?と思っていたら、寒の戻りである。
しんしんと冷えて、雪がちらつく空模様。
春といっても、まだ2月なので尤もな話ではあるが・・・
早く本格的な春の訪れが待ち遠しい。
午後になって、少し暇ができたので、かーたんと三茶に買い物。
西友で晩のおかずの材料などを買ってくる。
帰りにいつものカフェに寄って一休み。
かーたんは、ここでサンドイッチで昼飯。
オカブはアイス苺ミルクなどを寒いのに飲む。
人間、寒さの中で日光に当たらないと、だんだん鬱になってくるという。
日本、特に表日本の冬は、晴天が多く、西欧の陰鬱な冬とは違う。しかし、冬は、決して晴れ晴れとした気分にならない。
なんとなく、ブルーな週末であった。

春の雪猫とたわむる日もありて   素閑