エルさんがバイト先から生の生きているホタテを貰ってきた。かーたんは貝が駄目なので、親父の割り当てとして2個を貰った。これはなかなかの珍味である。さっそく捌いて刺身にして食べることにする。殻から外して、塩水で洗会い、ヒモと貝の本体を豪快に盛った刺身だ。手の込んだ料理法では素朴な味を味わえない。磯臭さを味わうには荒っぽい作りのほうがいいようだ。ヒモはこりこりと、貝はさっくりとした歯ごたえで何とも言えぬ味わい。ビールの肴によく合う。美味美味。エルさんにバイト先のマスターへのお礼を言づけて、ビールの酔いに任せてまずは太平楽である。エルさんのバイト先のマスターとは一昨年からのお付き合い。つい先週もお店で飲んだ。こういうお付き合いもいいものである。
娘への思い淡くも残暑かな 素閑
久しぶりにフォルツァ・ドンナに行ってきた。なんという用事もなかったのだが、何ゆえか美味い物でも食って気晴らしをしたいという贅沢な気持ちが先に立って、この行きつけの店に足を運ばせた次第。何度も述べているがこの店は安い、美味い、サービスが良いの三拍子がそろっておる。行かない手はない。そこで今日も、かーたんとご馳走を頂いてきたという顛末。実際、何回通っても料理は美味かった。そこでブログ上で報告することに。しかし、美味い物を食ったという記事は当事者にとってみなければ何の面白味もないだろう。そこでフォルツァ・ドンナのアクセス情報を掲載しておく。交通はいたって不便なのだが、それを押しても行く価値あり。とっておきの名店である。
古妻の病あけてぞ秋の夜 素閑
アミューズ。毎回異なる。小物にも手を抜かない矜持を感じさせる。
デザート。キャラメルアイスクリーム。チョコとチョコパウダーのアートワークがセンスを感じさせる。
古妻の病あけてぞ秋の夜 素閑