昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

2017-09-30 14:34:05 | 俳句

土曜日の午後。
またまた、かーたんと三茶・すずらん通りの『きゃんどる』に行ってきた。
いつものAランチ。
大変美味しい。
ビールも。
Aランチ、珈琲とサービスのサワーキャベツ付きで1,000円。ビールはレーベンブロイ830円。
デザートもとる。クーポン利用で無料。
ボリュームは違うが、パリのビストロでこの程度のムニュを食うと、25ユーロから30ユーロは取られる。約3,000円から3,500円。酒と珈琲は別。もちろんデザートも別。
ただし、大衆的なビストロチェーン店では、アントレ&メインあるいはメイン&デザートといったチョイスも可能のコースもある。
ホントにいい店です。『きゃんどる』
西友で晩御飯のおかずを買って、帰宅した。

あらがへぬ定めと知りつ砧打つ   素閑


俳句・短歌ランキング


萱刈

2017-09-30 10:11:04 | 俳句

秋も九月が終わり十月になろうとしている。
本当に月日の経つのは光のようだ。
そして、それを幼い頃から口を酸っぱくして教えられても、何も成さなかった爺がここにいる。
背伸びしても仕方がない。
蟹は自分の甲羅に合せて穴を掘るものだ。
行く末の心配をしても、無駄なことだし、果て行くことを心に病むことはもっと、無意味だ。
なすがまま、というか、なんというか?
しかし、今、何をすべきかという妙案も見当たらない。
念仏でも唱えているか?

萱刈の野づらのへりの朱の色   素閑


俳句・短歌ランキング


冷ややか

2017-09-30 07:47:41 | 俳句

今年は秋の訪れが早い。
今朝など、涼しいというより寒いくらいだ。
虫の声も、心なしか力ない。
朝の珈琲を飲んで温まる。
エルさんは学校で土曜授業だ。
かーたんは、まだ起きてこない。
月末の忙しさが過ぎ、今日はどう過ごそう?

老残や骨の中まで冷えにけり   素閑


俳句・短歌ランキング


秋の暮れ

2017-09-29 17:07:00 | 俳句

週末の一日の終わり、ちょっと気の緩むひと時だが、今日は、少し月末の処理でタイトな日を過ごした。
帳簿の締めは25日なのだが、どうしても今月に入れなければならない収支が重なって、その勘定に追われた。
月末最終日になっての天手古舞。
明日からは、またボーとして過ごす日々が続くのだろう。
来月からほとんど案件がない。
どうやって食っていこう?
総選挙も決まったことだし、世間は何かと慌ただしいが、こちらは至って浮世離れした暮らしだ。

秋の暮れ燃えてさめざめ褪せにけり   素閑


俳句・短歌ランキング


菊日和

2017-09-29 12:36:55 | 俳句

今日、かーたんが東京鵜医療センターに大腸癌の術後検診の結果を聞きに行ってきた。
先ほど電話があって、異状無とのこと。
良かった。
CTスキャン、血液検査だけだが、今のところ、転移、再発の兆候は無さそうだ。
ちょっと一安心。
これからも療養と、癌の検診との生活が続くが、ともに支え合っていこう。

菊日和ゆくへ知れずの我が身かな   素閑


俳句・短歌ランキング


2017-09-29 04:40:21 | 俳句

家の裏手にあるダイタラボッチの家の庭には栗の木があった。
秋になると栗拾いをさせてもらって、栗の実を貰った。
甘栗しか食べたことのない子供の頃のオカブにとっては、普通の栗の実はそう美味いものではなかった。
一度、かーたんとエルさんを連れて、埼玉の伯父貴の家に遊びに行ったことがある。
すこし歩くと栗山があった。
たくさんの栗が、無造作に散らばっている。
一目散で拾った。
拾った栗はエルさんの幼稚園の良い土産となっった。
懐かしい想い出である。

老ひ果てて世を捨て栗の実拾ひけり   素閑


俳句・短歌ランキング


凶作

2017-09-28 11:36:33 | 俳句

今年は、夏の長雨により野菜が不作で、スーパーなどでも飛んでもない高値がついているらしい。
秋茄子などとても口にできるような値段ではないという。
まぁ、食事と言えば、いつもスーパーのお惣菜で済ませているオカブ家にとってはどこ吹く風である。
しかし、最低限買わなくてはいけないものは、生命を繋ぐ食糧だ。
ただ、そんなことに気を回すのはいささか面倒臭い。
月末が迫って、月末の処理をしなければならない。
最近、エクセルの細かい字が、眼が霞んで読みづらくなっている。
老醜を晒して生きるというのも、それはそれで結構、辛いものだ。

凶作や生くるに耐へず地を這へり   素閑


俳句・短歌ランキング


小鳥来る

2017-09-28 02:35:08 | 俳句

体調が悪いのが治ってしまった。
完全快復とまではいかないが、食欲がないのと、体全体が重いのは、大分とれてきた。
喜んでいいのやら悪いのやら。
己を早く死すべき身と考えているオカブにとっては、情けないことこの上ない。
オカブが死ぬときは、どうせ「苦しい」とか「痛い」とか「死にたくない」とか喚いて、見苦しいことこの上ない死に方になるのだろう。
しかし、死は人間に平等にやってくる。
死にたくなくても死はやってくるし、死をも恐れぬ身であっても死なない時は死なない。
勇気があろうとなかろうと、死ぬときは自ずとやってくる。
従容と腹掻っ捌いて死につくのも、見苦しく恥をさらしてくたばるのも、死に関しては等価である。
人間はあまり死に関して美学を持たない方がいいのかもしれない。

小鳥来る頬に冷え冷え暁けの風   素閑


俳句・短歌ランキング


秋澄む

2017-09-27 07:55:39 | 俳句

今日も体調が悪い。
昨日、医者に行ってきたが、治らない。
かと言って、急を要するわけでも、今すぐ死ぬわけでもない。
なんとも中途半端な状態だ。
不定愁訴とでもいうのだろうか?
自らをくたばり損ないと責めてみたい気はするが、それをしても、どうなるということではない。
世界には、今日の糧を求めて生きるのに必死な人々がいるというのに贅沢な悩みだ。
オブローモフ状態とでもいうのであろうか?
何とはなくボンヤリと毎日を過ごしている。
命の大切さ、という言葉が空虚に響く。

秋澄むや生の薄片浮かべけり   素閑




俳句・短歌ランキング


秀野忌

2017-09-26 08:45:39 | 俳句

一昨日から、体調が悪いのが、全く治らない。
食欲が全くない。
昨日は、晩にウィスキーを一杯と鮨を食っただけである。
こう、体の不具合が続くと、自らも、そう長いことはないのではないかと思う。
高齢化社会においては、まことに結構なことだと思う。
まぁ、とても人様には語れない恥ずかしい人生だったが、一通り、美味いものも食った、行きたいところにも行った。
これからは断頭台に引かれていくダントンの心境である。
早く順番が来てお呼びがかかるのを待つのみである。

力なく薬包開ける秀野の忌   素閑


俳句・短歌ランキング