昨日までの雨が上がり、晩春の明るい陽光が照りつける絶好の行楽日和。教会学校の生徒と引率の父兄、先生で、羽根木公園にピクニックに行ってきた。午前中は教会学校と礼拝。午後に生徒達は教会に集合して、世田谷線三軒茶屋から山下まで。そこから烏山川緑道を歩いて羽根木公園まで来た。オカブたちは自転車組で、環七の宮前橋までいって、梅ヶ丘の駅前から羽根木公園まで。みんな集まったところで、早速お昼のお弁当。バラエティに富んだメニューでみんなそれぞれ昼食
羽根木公園はツツジが真っ盛り。薄紅と白のツツジが雨上がりの好天に映えて鮮やかだ。この公園は、オカブの自宅から歩いて20分ほどの場所に位置するので、折に触れて訪れている。とくにエルさんがソフトボールを始めてからは、キャッチボールのトレーニング場所として、よく来る。勝手知ったる公園だ。しかし、不思議と今の時季に来たことはない。新しい様相を見た思いだ。
教会学校のピクニックといっても、食前のお祈りがあるだけで、特別、キリスト教めいたことはしない。いいのだか悪いのだかは分からないが・・・
羽根木公園には世田谷区民であった中村汀女さんの句碑がある。句は
外にも出よ触るるばかりに春の月 汀女
堂々たる骨の太い、しかも女性らしい細やかな感性も併せ持った名句である。春の晩の燦然たる月の光を詠んだ様が、昼の陽の光をテーマにするよりも春の「明るさ」を強烈に伝えている。ただ、ストレートに訴えかけるのではなく、あくまでも雅の心を忘れないのが良い。中村汀女は1900年熊本県出身。1988年没。昭和9年(1934年)ホトトギス同人となり、最初の句集『春雪』を発表。戦後の昭和22年(1947年年)には俳誌『風花』を創刊した。1980年文化功労者、84年日本芸術院賞受賞。
オカブなどは足元にも及ばない句界の大家である。
お弁当のあとは、みんなで大縄跳びや、リレーなどをして遊ぶ。大人も童心に帰って、参加する。オカブは翌日筋肉痛になってしまったが・・・
3時に店をたたんで、三軒茶屋の教会に着き、アイスキャンデーの配給があって、4時前に解散。その後、やったーうーまん、ねずみ男らと、三軒茶屋の『ごはんや』でご苦労さん会。5時開店だというのを、無理やり4時半に入れさせてもらった。盛り上がって、さらにすずらん通りの『魚待夢』になだれ込む。よく遊びよく飲んだ一日だった。
ゆく春に子らと遊びつ時忘る 素閑