昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

laQua(後楽園)に行ってきた。

2015-07-29 23:34:12 | お出かけ

今年の夏休みはまとめて取れないため飛び石の夏休み。
とりあえず昨日今日と二日間のんびりすることにする。
金はないがどこにも行かないのもあれなので、手近なところで後楽園遊園地に隣接するSPA施設「laQua」にかーたんと行ってきた。
午前10時出発。暑いし歩くのがかったるいので、代沢十字路からバスで渋谷経由で行くことにする。
渋谷から銀座線、赤坂見附で丸ノ内線乗換、後楽園へ。
「laQua」に着くと専用エレベータには長い列が。これは混んでいると少しげんなり。
しかし中に入るとそうでもない。フロントで入管手続きを済ませ、まずは風呂。
11時半に入館でかーたんは1時半再集合を主張する。女は長風呂だねー。1時半を1時に負けさせ、いざ風呂へ。
身体を流し露天風呂にどぶーん。ここの露天風呂は眺望は聞かないがなかなか趣のある佇まい。結構結構。
露天風呂には大風呂と、屋根つきの熱の湯がある。熱の湯はもちろん湯温が熱い。手足を伸ばしてうーんと伸びを。気持ちがいい。
入浴客は露天風呂に4~5人。他の客に煩わされず湯を楽しめた。
1時間半の入浴でカラカラに乾いたのどを潤すためにビールビール!一刻の猶予もない。
かーたんと合流して、お食事処の「よ志のや」へ。
ここで入館料2480円込みで3600円で食べられる夏のコースメニューを。
もちろん生ビールジョッキ大を注文したことは言うまでもない。
盛り付けなどは凝っているが、ちょと内容に乏しい感が。
まあ、いいでしょ。都心価格である。
ジョッキ二杯を飲み干して、再び風呂へ。
湯あたりしそうである。
風呂から上がり、眺めの良いロビーの椅子に腰を下ろし、後楽園遊園地の様子などを覗いていた。
今日は一日遊び倒すので、夕食も「よ志のや」で。
よ志のやご膳1950円也。ビール大一杯。
昼からご馳走を食い通しでお腹がいっぱい。
眠くなったのでリラクゼーションルームで一眠り。
かーたんはまた風呂に行くという。
結局、施設を出たのは夜の11時前。laQuaは翌朝9時まで営業している。
再び渋谷経由で家路へ。
12時過ぎのご帰館。
7~8年前から極度な金欠に陥っているが何とか食っている。感謝感謝。 

夏季休暇熱き湯に入り風涼し  素閑


遠藤実頌

2015-07-12 09:11:06 | 社会

演歌や日本歌謡にはまったく興味がない。
テレビもあまり見ない。
しかし、この遠藤実氏を知ったのは10年ほど前に日経新聞に連載された『私の履歴書』からだった。
戦後の赤貧の生い立ちの中で、ギターの流しで生計を立て、街から街へ放浪する。
やがてある大衆食堂に通ううちその店員と知り合いになる。
その店員は頼みもしない料理をつけてくれる。店への払いは自腹である。
やがて、親しくなり、所帯を共にするようになる。
着の身着のままで下宿を追い出された時もこの夫人は何も言わずついてきた。
ギターが壊れれば、ヘソクリから金を出して新しいギターも買ってくれた。
遠藤氏が大成し『ミノルフォン・レコード』の社長になった時も、変わらず連れ添った。
しかしガンで夫人を亡くすことになる。
夫人の逝去のところで『私の履歴書』は終わっている。
いかにも不自然な終わり方である。しかし心ある読者は気づくであろう。
この終わりは夫人の最期に感極まって、耐えることができなく筆を折ったという結びである。
糠槽の妻、喜びも悲しみも共にしてきた妻、終生変わらぬ愛を貫いた夫婦の、別れに断筆した壮絶な終章であった。
遠藤実氏の作曲家としての業績は何も知らない。
しかし、この夫人への愛情だけをとってもこの人が「本物」であることが分かる。
華やかで虚飾に満ちた芸能界にもこんな純朴な人間模様があったのである。
こういう人が真の昭和の日本人というのであろう。
本当に『先生』とつけて呼ぶのがふさわしい、日本の財産だった人であった。
涙なしには読めぬ連載だった。

哀しさはどこまで青く夏の空    素閑

 

 

 

 


今日の日経

2015-07-06 04:17:14 | 経済

円はなかなか上がらないですな。
眼が離せない相場です。
寄りが勝負でしょうな。
ザラ場は提灯です。
絶好の押し目という見方もありますが、さあどうでしょう?
オカブはドテンするかしないかの瀬戸際と見ていますが。

明け行くも雨は去らずか夏の朝   素閑 


市況を外しました。ごめんなさい。

2015-07-03 20:53:45 | 経済

いや~。30日の市場予測は見事に外れました。読んでいた方がいたらごめんなさい。
前日のダウの下げばかりに気を取られていて、先物が強いのをすっかり見落としていた。
政府介入の上海も下げなかったし、言わば東京は上海に連動するというよりも、完全に独立して動いているようだ。
ギリシャ情勢もマイナスに働くというよりは、ギリシャを危機と見た欧州勢は、東京を格好の避難場として、資金を動かして買ってきたようだ。
国内の投資家も、個人投資家を含めて、寄り前から、先物の動向も含めて、流れを読んでいたようで、狼狽するには至らなかった。
というわけで30日の東京市場は上昇して終わり、事態は沈静化された。大山鳴動して鼠一匹である。
今日も東京は小幅高。
一方で、上海は凄いことになっている。思惑を張っている海外投資家はさておいて、中国の投資家は大丈夫だろうか?
では、来週はというと・・・・鬼が笑うが、米の雇用統計もよかったようだし、ギリシャもなんだかんだ言ってギリギリのところでシャンシャントなるような臭いもするし、オカブはある程度楽観している。イエレンとラガルドの両女史が下手を打たなければ、安泰に週を終えるのではないか?問題は上海だが東京は引きずられる要素がないのであまり動向に注視する必要はない。
しかし、中・長期的には世界経済は爆弾を抱えているので決して楽観を許さない。少なくとも自分の身の守り方は考えておいたほうがよさそう。

そんな訳で、市場が落ち着いてのお祝いではないが一週間が終わったご苦労さんで今日の晩御飯はご馳走のお刺身。酒が進む進む。

泡のごと世事の思いやビールかな   素