今年も音楽教室の発表会の季節がやってきた。梅雨の季節、雨が心配されたが、曇りの天気で、降られることはなさそうだ。ピアノの椅子、ギブアウェイのお菓子、パンフレット類、譜面台、ビデオなどの大荷物を運んで、タクシーに積み込む。今年も会場は『中町ふれあいホール』だ。ここは、まず希望の日時にブッキングできることと、立地が不便な変わりに、当教室の規模の発表会にとっては、うってつけの控え室などの施設が充実しているということで、考えうる会場としては最高の会場だろう。場所は東急大井町線等々力駅から徒歩15分。拙宅からタクシーで20分ほど。この立地の悪ささえなければ、何も言うことはない。9時に会場着。先方の係員と打ち合わせをしてから、会場設営。一緒に参加してくださる先生が、作業の多くを引き受けてくれて、大いに助かる。子供たちが10時半から三々五々、会場に到着して、リハーサル。今年は、ハイドンのソナタを引く予定だった、小学四年生の子が前日から高熱を発して参加できなくなり、残念なことに、スター級を欠いた形になる。さて、13:30から本番開始。幼稚園年長組の子から始まる。親御さんも集まって、70人収容の会場はほぼ満席。ピアノを演奏するわが子を見る、親の視線は熱い。演奏の巧拙はあるが、どのこも真剣に弾いている。真剣さのあまり、リハーサルで思い通り弾けなかった子が思わず、泣き出してしまう場面もあったとか。第二部のトップ・バッターとしてオカブの出番。フルートの独奏でジョリベの『五つの呪文』。何回かとちってあまりいい出来ではなかった。フィナーレのかーたんはシューベルトの歌曲と、『セヴィリアの理髪師』からのアリア。高音が苦しそうだったが、まずまずの出来。今年もかーたんの高校時代の親友が司会を引き受けてくれた。かーたんのピアノ伴奏は二期会のピアニストをお願いした。終了後記念撮影をして、撤収、タクシーに荷物を載せて、帰宅。さすがに疲れた。夕食はスーパーの出来合いの寿司。これで年間の一大イベントが終わった。かーたんご苦労様。
6月のピアノの会の晴れ着かな 素閑