しましましっぽ

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「過ぎ去りし王国の城」 宮部みゆき 

2017年01月26日 | 読書
「過ぎ去りし王国の城」宮部みゆき   角川書店     中学3年の尾垣真は、銀行のロビーにある展示パネルで1枚の絵に目を止める。 それは、幼い子供たちがカラフルに描いた絵の下にぶら下がるように貼られた、お城のデッサンだった。 大人が描いたと思われる場違いなその絵に、真は引き付けられる。 銀行の用事が終わり、再びパネルに目を向けるとその絵は下に落ち、通り過ぎた人に踏まれてしまう。 真は思わず、拾い . . . 本文を読む
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