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しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「接触」 パトリシア・コーンウェル 

2008年02月15日 | 読書
10年以上前にダブリンで起きた連続バラバラ殺人事件。
それと同じ手口の殺人事件がバージニア州でこの2年間に4件起こっている。
そして、また新たにごみ廃棄場から似た手口の胴体だけの死体が発見される。
パーシー・リング刑事はダブリンと同じ犯人と断定する。
しかし詳細に調べると、微妙な違いが見つかり、犯人は別なのではいかとケイは判断する。
そして、その死体に何かの発疹が出ていたことに目を留める。
その夜、ケイのメールに「deadoc」のユーザーネームで画像が送られてくる。
それは切断された手足で、ごみ廃棄場で発見された死体の手足だった。
そして、チェサピーク湾にある小さな島、タンジール島で天然痘で死んだと思われる女性の死体が発見されたという。

検屍官ケイ・シリーズ第8弾。


テーマが多様になってきた検屍官シリーズ。
今回はバラバラ死体から始まり、メインは病原菌を使ったテロ事件か。
と思われたのだが、また違う方へ向った物語だった。
テロの中でも細菌テロも話題になっているし、テロでなくても新種のウィルスに対する脅威が話題になっているので、興味深かった。
話に中だけで出てくるのだが、実際に病気に広がりを抑える為には、ある程度の犠牲は、となるのだろうな。
「大を助ける為に小を殺す」とか。
そのようなことが起こらないように、事前に出来ることは取り組んで行って欲しいと思う。
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