しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ボーン・コレクター」 1999米

2010年06月21日 | 映画
「ボーン・コレクター」 1999米

監督 フィリップ・ノイス
原作 ジェフリー・ディーヴァー

事故によって全身麻痺となってしまった元刑事、リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)。
空港から行方不明になった夫婦。
夫の死体が発見された事件の捜査がライムに持ち込まれる。
ライムは現場鑑識の専門家だった。
残された意味のないと思われる物から、妻が監禁されている場所を示していることを突き止める。
ライムは、現場鑑識の助手として、青少年課のアメリア・ドナヒー(アンジェリーナ・ジョリー)を指名する。
アメリアは、夫の死体が発見された現場を、電車を止めてまで保護し、的確な写真を撮っていたからだ。




原作は面白いが、映画はいまひとつと言うことを聞いていた。
しかし、映画だけで観るとそう悪くもない。
確かに、原作と比べると物足りないが、2時間でまとめるにはそうなってしまうのだろう。
ライムはまだ警察官として活躍しているので、元気がある。
だから、ライムの人物像はかなり違う、と言うか別人。
アメリアも赤毛ではないし、トムもいない。
シリーズを読んでいる自分としては、登場人物の様相がかなり違うのは残念。
これも、別物と考えた方がいいのだろう。

前半は、残されたヒントを元に、次の犯罪現場を見つけるという原作の面白さがある。
タイムリミット物の緊張感も充分にあった。
事件解決に向けてと、ラストはあまりにもどたばたしてしまって、辻褄合わせに感じる。
ここも原作とは全くの別物。
ライムもアクッションのような事になってしまうのは、どうなのだろう。
そして、現場鑑識の仕方が映画では全く無視されている。

書いていると、色々違う面が不満として出て来てしまう。
映画も面白いが、原作はもっともっと面白いと言う事で。
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