阪急上牧の駅から、少し歩くと田んぼが広がるこののどかさ。
ちょうど稲刈りをされていました。
いつもお世話になっている、本澄寺(高槻上牧)はこんなところにあります。
門をはいると、頭上にずらっと提灯の列。
たこ焼き、チヂミ、作業所で作ったという「おからかりんとう」の
お店などが並んでいます。
SDCCも、署名集め・グッズ販売のブースを出しました。
チェジュに持って行ったジュゴンフラッグも飾りました。
かわいい!と写真を撮っていかれる方もありましたよ。
署名がたくさん集まりました。
お隣のブースでは、本澄寺のすぐ近くにある鵜殿(淀川河川敷)の
ヨシ原を守るための署名を集めていらっしゃいました。
予定されている高速道路の建設が、ヨシ原に悪影響を及ぼさないよう
配慮してほしいというものです。
おごそかな雅楽の演奏があったのですが、このなかの篳篥(ひちりき)という管楽器の
リード部分にヨシが使われています。篳篥に使うヨシは、この鵜殿に生えるヨシからしか、
作れないそうなんです。このヨシ原がなくなったら、あたらしく篳篥を作ることが
できなくなります
大事に守っていきたいですね。
空には、うろこ雲が浮かんで、まさに秋の佳き日。
ご近所の方たちが、三々五々来られます。
自分が奉納した提灯がどこにあがっているかを確かめ、お参りして
いったん帰って、夜のお神輿のときにまた来られるのです。
日が暮れると、提灯が灯って雰囲気が盛り上がります。
本堂で、「安里屋ユンタ」など唄三線を披露。
月桃の花歌舞団のエイサー隊が、エイサーを奉納。
太鼓の音が響き渡りました。
いよいよ、お神輿の出番。近所の方がどんどん集まってきます。
その昔、日蓮上人が捕えられ斬首されそうになったとき、
雷が落ちて刑を免れたというお話があり、これを法難というそうです。
それにちなんで、毎年9月12日(旧暦なので、本澄寺では10月12日)に、
法難会を催し、お神輿に触れると難をのがれると伝えられているそうです。
みんな必死で、お神輿に触っています。
私も、触りました
難を逃れられるかな。ジュゴンも難を逃れられますように。
本澄寺の様々な法会は、檀家の方たち地域のつながりで、作られています。
とても地域力が感じられる、温かい法会です。
ぜひ一度行ってみてください。
ZAN