沖縄戦70年特別上映会が阪急十三のシアターセブンで開催されます。
沖縄戦の実相を住民の視線からリアルに描いた『GAMA 月桃の花』、
その続編として、1945年から1950年の沖縄を描いた『MABUI』。
ぜひ、ご覧ください。
【2015/8/15(土)】
13:00開場
13:20~『GAMA 月桃の花』上映
15:40~『MABUI』上映
料金
前売:1,000円
当日:1,200円
※ 2作品通しの料金です。
★ 劇場窓口にて前売券販売中
※ シアターセブン招待券は使用できません。
主催
沖縄戦70年特別上映実行委員会
協賛
ジュゴン保護キャンペーンセンター
月桃の花歌舞団
<映画紹介>
GAMA -月桃の花
住民の目から唯一の地上戦・沖縄戦の実相を描く
上映運動20年を迎え、沖縄戦をもっともリアルに描いた作品として今も各地で上映が続いている。
宮里房(72歳)は、海辺の村で琉舞を教えながら、幼稚園を経営する現役の園長である。
同時代の多くのアンマーとともに地獄の沖縄戦を身をもって体験している。
10数名の家族や親兄弟を次々と砲撃弾に奪われながら、娘と二人、奇跡的に摩文仁の洞窟(ガマ)から生還してきた。
敵は米軍だけではなかった。日本兵と沖縄住民が混住した洞窟の中では、いまわしい惨劇が繰り返される。
しかし、房はその真相を誰にも語らず働きつづけてきた。
そしてついに、胸の中に畳み込んでいた真実を語るその日がおとづれる。
房は、老人、乳のみ児を抱えた住民が体験した軍民混住の唯一の地上戦=沖縄戦の実相を語り始めるのだった。
監督:大沢 豊
音楽:海勢頭豊
主演:朝霧 舞
平良とみ
(110分)
MABUI
少年の目をとおして『沖縄戦後史の空白』をはじめて描く
沖縄戦末期、沖縄本島北部山原(やんばる)。
飢えをしのんで待っている妹のために、食糧を探していた金城清秀(14歳)は、津波古武輝(15歳)と出会う。
妹は死に、ほどなく米軍に捕えられた二人は収容所へ……。
そこで清秀は、離れ離れになっていた母と祖父に再会する。
米軍に土地を接収され、もはや帰るべきところのない金城家は、コザの闇市の片隅から、家業であった散髪屋を再建し、『戦後』という新たな時代に歩みだす。
沖縄戦を住民の視線からリアルに描いた『GAMA-月桃の花』
―その続編として制作されたこの作品は、1945年から1950年の沖縄を舞台に、この時代を生きた少年たちの姿を描くことをとおして、少年たちの自立と人間のつながりを、21世紀の現在のありようを見直しつつ、問いかける初めての作品である。
監督:松本泰生
音楽:海勢頭豊
主演:笠原秀幸
(96 分)