3月12日、大阪天満橋のドーンセンターで第16回SDCC総会を開催しました。
SDCCは9月IUCN第6回世界自然保護会議への参加を控えていますが、
辺野古埋め立て工事の中断を踏まえ、今後の方針など、活発な討議となりました。
海勢頭豊代表の開会挨拶では、「県民の心が辺野古へ向かっている。
私も西原町から出るバスで辺野古に通っている」
「政府はいつまた工事を強行するかわからない。安倍さんはジュゴンを滅ぼすつもりだ」
「翁長知事や稲嶺市長にジュゴンについてレクチャーしたい」と熱く語りました。
国際担当の吉川さんからは、2013年12月の仲井真前知事の埋立て承認以降の
ジュゴン訴訟と日米政府の動きについて詳しく解説がありました。
ジュゴン訴訟控訴審の公開審理(今年5,6月ごろ)にむけて、
国家歴史保存諮問委員会(ACHP)や米海洋哺乳類委員会(MMC)への
働きかけを強めていくとのことです。特に、工事中断の間に世論づくりを
積極的に行い、国と県の協議に影響を与えていくことが重要との提起がありました。
蜷川事務局長の総括方針提起では、「工事中断に意義がある」と
運動の到達点を確認し合いました。そのような中で開催される
9月の国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議は、
世界に沖縄のジュゴン保護をアピールする格好の場であり、
米国の環境保護団体インターナショナル・コンサーベイションとの
連携で大きくアピールしていきたいと決意が語られました。
もうひとりの国際担当正阿彌さんから、9月のIUCNハワイ会議に
向けての取り組みや、会議でSDCCが行うワークショップ、
ポスターセッションについての報告をしました。
首都圏からの報告。
首都圏では防衛省前行動など、継続的に取り組んでいますが、
今年度は特に、辺野古実行委員会のメンバーとして3回の
国会包囲行動に取り組みました。だんだん参加人数が増えていて、
基地反対の声が大きくなっていることを実感しています。
関西からの報告。
楽しく広げることをモットーに、京橋街頭行動、「ジュゴンでトレイン!」
出張授業、地域・環境イベントへの参加など様々な活動をしています。
どこへ行っても、ジュゴングッズが大人気!
ジュゴンが、辺野古の海を守るシンボルに定着しています。
7月1~3日に開催予定の「じゅごんの里ツアー」(辺野古スタディツアー)の案内もしました。
4月ごろから、HPなどで募集開始予定です。
ご参加お待ちしています。
最後に、まとめ・人事提案・総会議案を拍手で採択しました。
会員の皆さんばかりでなく、はじめての方にも参加いただき、
なごやなで、充実した総会になりました。
ありがとうございました。
また1年元気に頑張りましょう