真っ青な夏空の下、辺野古の海に「埋立はゆるさないぞ!」の声が響いた。
「4.19ボーリング調査阻止・座り込み10周年海上パレード&集会」に参加した。
500名近い市民が参加した。 10年前の4月19日夜明け前の暗闇の中、
新基地建設に向けたボーリング調査が強行されようとしたが、泊まり込んでいた
多くの住民・市民が抵抗し、追い返した。
その日から始まった海岸での座り込みと、海上阻止行動。
新基地反対行動から17年、NO!の意思を示した名護市民投票から16年になる。
その間、美ら海に一本の杭も立たせていない。
今、新たに日本政府が辺野古新基地建設に向けた準備を押し進め、
県民・市民の意向を無視し、抵抗に対する弾圧姿勢も見せながら工事の
強行を図ろうとしている。
集会は午前10時から、京都ぶどうの木保育園の第10回沖縄平和キャンプの
打ち合わせに来沖している園長、保育士と共に午前9時前に辺野古テントに駆け付けると、
すでに多くの市民とともに報道陣があちらこちらで取材を始めていた。
あのドキュメント映画「標的の村」の監督三上智恵さんの姿も。
私は保育士さんたち3人と共に海上パレードに。三上さんも同じ船で参加。
船に乗り込むとすぐに海上保安庁が数人やってきて、船長を呼びつけ、
わざわざ安全航海の指導?嫌がらせそのものだ。
海上デモの漁船は7隻、そして浜での出発式に送り出されて漕ぎ出したカヌー隊は13艇。
船とカヌーが連なり基地建設反対の幟が辺野古の海を取り囲むようにパレード。
私たちの船には伊江島から駆けつけてくれた‘わびあいの里‘謝花悦子さんから
託された伊江島土地を守る会の旗がはためく。
真っ青な空の下、透き通る海の上で「埋立は絶対許さない!」の
シュプレイヒコールを何度も何度もくり返した。
一方、辺野古浜では海上パレードへの出発式につづき、決起集会が持たれ、
「いま私たちは10年前に勝るとも劣らない厳しい局面を迎えている。
安倍政権は刑特法や特措法、警察や海上保安庁などあらゆる権力を総動員して
市民・県民の抵抗を弾圧しようとしている。」
「しかし、私たちは、この10年間いや17年間子や孫たちの未来のために
この美ら海を守り続けてきた。これは私たちの誇りであるとともに連帯の証だ。」
「仲井真知事に埋立承認撤回を求め、新基地建設断念、普天間の閉鎖・撤去を求め、
ジュゴンの棲む生物多様性豊かなこの海を子々孫々に継いでいく。」ことを誓い合った。
金曜日に全部盗まれたバナー。盗られたら張り返せ。
集会前に新たなバナーが張られていた。
「海どぅ宝・ジュゴン」バナーは先日テント村に届けたもの。
「勝つ方法はあきらめないこと」バナーとともに。
沖縄・Kizou
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