ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

3/13-16春の沖縄ふたり旅 3-4日目

2014年04月09日 | 活動報告
ちょっと報告遅くなりましたが・・・


3月15日、今日もいいお天気。
泊まったのは、本部のちっちゃなお宿風の丘
映画「チェヶラッチョ!!」の結婚式シーンの撮影現場にもなっています。
庭に、沖縄の鶏さんと七面鳥が飼われていました。


名護へ行く道すがら、今帰仁城に寄りました。
ボランティアガイドさんがたくさんいらして、「今日は、月に一度か二度の、
海がきれいに見える日。日ごろの行いがいいんじゃないの」と言われました


今帰仁村歴史文化センターにも行ってきました。
今帰仁村の成り立ちや自然についてなど、わかりやすく展示されていました。
ノロの使っていたまが玉のネックレスが立派で感激しました。


この日のメインの目的は、名護市東海岸にあるわんさか大浦パークの「フラワーフェスティバル」


色んなイベントが楽しめますよ~。


フリーマーケットお開催中にぎわっていました。


私たちは、名護市在住のSDCCスタッフ親子や、ここで再会した牧志治さんたちと、
オープンガーデンをまわることにしました。
オープンガーデンは、地元の方が自慢のお庭を開放して見せてくださるイベントで、
27軒ものおうちのお庭を訪問できます。
一軒一軒に、こんな名札がかかっているんですよ。


丹精込めて育てられた、きれいな花々


「ここにピントを合わせたらいいよ」「絞りを少し絞って・・・」と
牧志治さんの臨時のミニ写真教室が始まり、得した気分


日本昔話に出てくるような、88歳のおばあのおうちにもお邪魔しました。


縁側に、長命草を干したかごがあったり、おばあの暮らしぶりがうかがえます。


おばあ手作りのゴーヤの砂糖漬けをいただきました。オレンジ色はかんきつ類か…。
話し好きのおばあが、今の暮らしや、戦争のときの体験を話してくれました。
九死に一生を得たおばあ。兄弟も戦争で失っています。
「戦争はだめ。辺野古に基地を作ったら、沖縄はひどいことになるよ。」
「ジュゴンは辺野古にすんどるよね。辺野古を埋めたら、このあたりは全部
だめになるよ」と1時間余りも、お話ししてくれました。


帰り道、大浦川のそばを通ると、カヌー体験の皆さんと遭遇。
皆さん、楽しそうでした


3月16日
朝、名護湾に面した、21世紀の森公園を散策。
やっと沖縄らしい暖かさになって、上着を脱げそうです。
海がきれいです。


そして、辺野古テント村に行きました。


3月16日で、座り込み、3619日目。
4月19日に座り込み10年集会が行われます。

*4月19日土曜日10:00〜11:00 4・19ボーリング調査阻止10周年集会 於:辺野古浜


テント村には、県内外から連日たくさんの訪問者があるそうで、この日は
県内の住基ネットに反対する方たちのグループが来られていました。


ジュゴンを守ろう、基地はいらないなどのメッセージを書きこんだバナーを
キャンプシュワブのフェンスにはりつけました。
ところが、2時間後にはこのバナーが米兵に盗られてしまいます。
テントから、米兵の姿が見えていましたが、どうすることもできませんでした。
最近は、バナーがすぐに盗られる、とは聞いていましたが、
あまりにすぐ盗られてしまって、唖然
でも、あきらめませんよ「勝つ方法は、あきらめないこと」


今度行くときは、バナーやリボンをたくさん、たくさん持っていきますね。


辺野古の青い空。
この空の下、自然豊かに、心豊かに生きていくために、がんばろう


最後にジュゴンの見える丘に行きました。
海の色がとてもすばらしかったです。

普天間ゲート前座り込みや辺野古テント村では、厳しい状況が続いていますが、
そんな中でも、たくさんの方が生き生きと活動されていました。
そして、わんさか大浦パークでは、東海岸の魅力を引き出そうとしている
若者たちのパワーがあふれていました。

勇気と元気をもらった今回の沖縄旅。
また来年も同じ時期に行きたいな~

お世話になった皆々様、沖縄の海と山、本当にありがとう

ZAN

環境団体声明(辺野古・高江)への賛同をお願いします

2014年04月09日 | ジュゴンブログ


2014年4月1日

環境団体の皆さまへ

『辺野古新基地および高江ヘリパッドの建設に強く抗議し
計画の撤回を求める環境団体の声明と要請
〜軍事基地建設ではなく世界自然遺産への登録を〜』
に関する賛同のお願い

      呼びかけ人

       花輪伸一 (NPO法人ラムサール・ネットワーク日本)
       安部真理子(沖縄リーフチェック研究会)
       三石朱美 (国連生物多様性の10年市民ネットワーク)
       蜷川義章 (ジュゴン保護キャンペーンセンター)
       真喜志好一(沖縄環境ネットワーク)
       吉川秀樹 (沖縄・生物多様性市民ネットワーク)
       安次富浩 (ヘリ基地反対協議会)
       伊佐真次 (ヘリパッドいらない住民の会)

 皆さまの日頃の自然保護、環境保全活動に深く敬意を表します。

 私たち呼びかけ人は、長期間、沖縄の自然保護・環境保全、人権・平和運動に関わっており、このたび、環境団体による共同声明『辺野古新基地および高江ヘリパッド建設に強く抗議し計画の撤回を求める環境団体の声明と要請〜軍事基地建設ではなく世界自然遺産への登録を〜』を発表し、辺野古や高江の自然環境と生物多様性の保護、世界自然遺産登録、住民の安全・安心な生活環境の確保などに少しでも役に立ちたいと考えています。

 現在、辺野古新基地に関しては、沖縄県民の約80パーセントが反対しているにもかかわらず、県知事が県外移設の公約を破棄して埋立を承認したため、業者の入札など沖縄防衛局による埋立工事の準備が進みつつあります。一方、高江では、住民、県民の強い反対運動を無視して森林破壊の米軍ヘリパッド建設が強行され、オスプレイも既存のヘリパッドで訓練を行うなど、辺野古、高江両地域ともに事態は切迫しています。

 つきましては、できるだけ多くの環境団体のご理解、ご協力を頂きたいと存じますので、貴団体にも、共同声明・要請へのご賛同をよろしくお願い致します。

 なお、共同声明発表の後は、集会やシンポジウムの開催、生物多様性条約締約国会議(CBD/COP12、10月、韓国で開催)などを視野に入れて活動を組み立てていきたいと考えていますので、ご協力をいただければ有り難く存じます。

*ご賛同の申し込み先、問い合わせ先
NPO法人 ラムサール・ネットワーク日本
〒110-0016 東京都台東区台東1-12-11 青木ビル3F
TEL/FAX:03-3834-6566
Eメール(今回の環境団体声明の専用です。☆印は@に置換)
 okinawa2014☆ramnet-j.org

ウェブサイト(呼びかけ文、声明文)
 http://www.ramnet-j.org/okinawa2014/

担当者:花輪伸一

*賛同団体は、以下の情報をお知らせ下さい。(1)(3)は必須です。

(1)団体名:
(2)代表者名:
(3)連絡先(住所):
(4)電話・メール・HP等:
*公開しない情報
(5)担当者氏名:
(6)担当者メール:

*募集期間:2014年4月1日から5月15日まで。
*発表予定:2014年5月22日(国際生物多様性の日)頃を予定します。
*発表方法:政府関係機関等への送付、記者発表、メーリングリスト、ホームページでの共有など。

*呼びかけ文PDFファイル(このページと同様の内容です)
http://www.ramnet-j.org/okinawa2014/okinawa2014yobikake.pdf

*声明文PDFファイル
http://www.ramnet-j.org/okinawa2014/okinawa2014seimei.pdf

4/6第5回北千里駅前チャリティーフェスタに参加しました

2014年04月07日 | 活動報告

東日本大震災、原発事故から3年。
「住民本位の復興をいそげ!」「原発はいらない!」
「収束宣言を撤回し、原発事故の本格的対策を急いで!」の声とつながって、
第5回の北千里駅前チャリティーフェスタが開催されました。


ステージは、にぎやかな音楽やトークなどで盛り上がり、
色んなブースが並ぶ中、SDCCもはじめてのブース出展をしました。


いっぱい並べたジュゴングッズに「かわいい~」と足を止めて、
辺野古の現状を聞いてくれたり、「辺野古のこと!?埋め立てたらあかんあかん」と署名してくれたり。
署名がいっぱい集まったし、グッズもいっぱい売れました。


ジュゴンのことを知ってもらおうと、ジュゴン大ハッスル。


ジュゴンからジュゴン折り紙をもらおうと、子どもたちが
集まってきます。


辺野古に持っていくバナーに、イラストやメッセージをかいてもらいました。


一所懸命書いてくれたかわいいイラストとメッセージ。
「未来に基地はいらない」


こちらは、浪江焼そばの屋台。
うどんと見まがう太い麺の焼きそばです。美味しかった


バルーンアートも登場。子どもたちに大人気でした。


高校生や大学生など、若者たちも、原発事故や被災者のことを真剣に考え、
豊かな未来づくりに取り組み始めています。
冬のように寒く、ときどき突風が吹くお天気でしたが、
参加者の思いは熱く、この青空のようにさわやかなイベントでした。

ZAN

桜満開ですね♪ 4月のじゅごん茶話会のご案内です

2014年04月06日 | ジュゴンブログ


岸和田城の桜満開でした~
きしわだ自然資料館での『出張授業』の打ち合わせの帰りに行ってきました

春ですね~
あちらこちらお出かけしたい季節
ぜひぜひ、じゅごん茶話会へもお出かけください

4月は10日(木)と24日(木)です

3月に行ってきた沖縄の旅の様子を写真を観ながらお話ししたり
ジュゴンのお話しをしたり
6月に開催するスタディツアー「じゅごんの里ツアー」の紹介をしたり
また、辺野古の浜のフェンスに届けるリボンを作ったり
そんなことをしたいな~

お茶とお菓子でゆるりとゆんたく(おしゃべり)
しながら楽しめたらと思っています

※辺野古の浜のフェンスに結ぶリボンを作るのに
提供していただける布があればもってきてくださると嬉しいです!
カラフルだといいな~(フェンスで明るく目立つようにね)




辺野古の浜のフェンスです
3月に訪れた時の写真です
メッセージを集めたバナーを結んできました
6月のじゅごんの里ツアーでは、リボンをたくさん届けたいと思っています



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  日時
      4月10日、24日(木)14時~15時半


※毎月第2、4木曜に開催しています   

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:無料

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)
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平和の象徴じゅごん
海の神様“龍宮神”と敬われてたりします。
ゆったり、悠々と泳ぐ様子は
癒し系?ゆるキャラ?
今年もジュゴンの平和のメッセージを広げていきます~

4/4 バナー作りをしました(首都圏)

2014年04月05日 | 活動報告
都心の桜は満開で、とても綺麗ですが、
雨と風で散り始めました。花吹雪がとてもきれいです。

そんな4月4日に、首都圏では新しいバナー作りの
作業をしました。



4人で、楽しい作業でした。




じゃ~ん!! 大小4枚が完成しました。
4月19日からのアースデイでデビューします。
今後、イベントや集会で活躍します。

3/30第3回ジュゴン連続学習会&第14回SDCC総会

2014年04月02日 | 活動報告

3月30日、大阪の豊中市立環境交流センター で、
第3回ジュゴン連続学習会&第14回SDCC総会を開催しました。


まず、司会者から、ごあいさつ。
この日は、朝方大荒れのお天気だったのですが、たくさんの方に来ていただき感謝です。


はじめに、スタッフからジュゴンについての簡単な説明とSDCCの活動報告をしました。


今回の講師は、日本自然保護協会(NACS-J)の安部真理子さん。
多様性豊かな大浦湾の紹介、辺野古アセスのこと、生物多様性条約・愛知ターゲット
保護区設定目標について、これからの大浦湾での取り組みについてなど、
楽しく、わかりやすくお話しいただきました。


今までの経緯から最新の情報まで、ボリュームたっぷりの内容でしたが、
安部さんにかかると、すっきり整理され、すすっと頭に入ってきました

参加者の感想
「ジュゴンの問題はもちろん、放射能汚染など、広く環境問題を
考える上でも、安部さんの講演は力になるものだったと思います」


安部さんに、ジュゴン帽子をプレゼント
とても、良くお似合いです
喜んでいただけてよかったです。

安部さん、NACS-J 事務局日誌 ・・・生物多様性を守る日々で、
さっそくこの日の報告をアップされています。


続いて、SDCC総会です。
司会をバトンタッチ
2001年に設立したSDCC、もう14回目の総会になります。


海勢頭豊代表から、今年秋の沖縄県知事選に向けて、基地反対の候補者選び
についてなどお話ししました。


吉川秀樹・国際担当からは、一時的に停止していたジュゴン訴訟の経緯と重要性について。
沖縄防衛局が、基地建設の調査、工事のために、キャンプシュワブ内、米国への提供区域内
に入るには、米国の許可証が必要です。訴訟が再開されると、米国防総省は、勝手に許可証を
出すことができなくなります。
4月中に、訴訟再会の手続きをはじめる予定で、その後2カ月ほどで、
米カリフォルニア地裁が裁判再会の判断をくだすことになります。
ぜひ、ご注目ください。


蜷川・事務局長から総括方針・決算予算案の提案をし、
その後質疑応答の時間を取りました。


首都圏事務所から、活動報告・会計報告。
この1年、様々なイベントのほか、埋立STOPのために、国会前、防衛省前の
抗議行動などにも、積極的に参加してきました。


関西からは、パワーポイントでこの1年を振り返りました。
週末ごとのイベント参加、街頭行動、じゅごん茶話会などの報告をしました。
そして、今年6/27~28に開催する「じゅごんの里ツアー」
9/15予定の「ジュゴンでトレイン!」の案内をしました。
今年も、元気にやりますので、ご参加ください


地元大阪をはじめ、京都、明石、姫路、遠くは群馬からも、来ていただいた皆さま、
ありがとうございます
これからも、SDCCの活動にご協力いただきますようお願いいたします。
ともに、辺野古・ジュゴンの海を守ってゆきましょう。

ZAN

SDCC エープリル・フール・デー・ニュース!「ザンの里海プロジェクト」発進!

2014年04月01日 | ジュゴンブログ
SDCCは、楽しく、夢のあるエープリル・フールをやっています!

辺野古・大浦湾で「ザンの里海プロジェクト」始まる:
基地返還後の取組みに国際的支援



ジュゴンも出席した合同記者会見の様子 

2014年4月1日、日米両政府、国連環境計画、沖縄県、NGOの代表は、沖縄県名護市東海岸にある
米海兵隊基地キャンプ・シュワブで合同記者会見を開き、同基地の全面返還に伴い、
「ザンの里海プロジェクト」を行うことを発表しました。同プロジェクトに起案の段階から
関わってきたSDCCのメンバーも参加し、SDCC提案のジュゴンの壁画の除幕式も行われました。


ザンの里海プロジェクト開始を喜ぶSDCCメンバーたち


設置された壁画


元キャンプシュワブ遠景

ザンの里海プロジェクト
「ザンの里海プロジェクト」は、辺野古・大浦湾地域を「野生生物と人間の共生区」と位置づけ、
地域と日米両政府と国際社会が協力して、共生のための研究と実践を展開していくプロジェクトです。
「ザンの里海」という名は、生物多様性豊かな辺野古・大浦湾のフラッグシップ種としての
ザン=ジュゴンに由来しています。

発表によると、キャンプ・シュワブの辺野古崎にある米軍兵舎やリクリエーション施設には、
国連環境計画の研究機関が設置され、また環境や平和問題に取り組むNGOのオフィスが入ります。
そしてエコ・ツアーリズム推進のためのヘッドクオーターや施設も作られ、地元の漁業や農業と
提携した取組みが展開されていきます。

一方、実弾射撃訓練や弾薬処理が行われきたキャンプ・シュワブの山側は、「環境再生区」として
今後30年かけて除染や森林再生が行われていきます。これは日米両政府と
国連環境計画のプロジェクト「戦争の地を暮らしの地へ」のモデル・プロジェクト
と位置づけられています。

NGOの声
今回「ザンの里海」の施設内にオフィスを構えることになったSDCCの海勢頭豊代表は、
「沖縄にとって記念すべき日になった。この豊な海を見ながら、感謝しながら、環境と平和と人々の
暮らしのビジョンを構築することは大切だ。ここには祈りを捧げる神聖な場所もあり、環境と平和と
暮らしのつながりを実践し、発信する場所になると思う。世界に誇れる、沖縄らしいプロジェクトに
したい。」と決意を語っています。

プロジェクトの背景
「ジュゴンの里海プロジェクト」の背景には、
1)辺野古・大浦湾における普天間代替施設建設計画に対して、環境や平和の視点から、
 反対運動が17年以上も続いたこと、
2)基地建設計画に伴う日本政府の環境アセス調査やNGOの独自の調査により、生物多様性豊な
 環境の価値が証明され、認識されたこと、
3)そしてこれら動きに国際自然保護連合や国連環境計画が注目してきたことがあげられます。

なおこの移設計画の原点となった普天間基地については、即時閉鎖、無条件全面返還が決定
しています。米国連邦議会が、普天間基地の危険性と戦後基地建設時の米軍による土地収用の
不当性を認めたからです。また米国連邦議会の判断に先立ち、国連が危険性と人権侵害の視点を
認め、普天間基地を国連飛行場のリストから外したことも大きな影響を与えたと考えられています。


この素晴らしい海を守り育てたいという思いで、ジュゴンの里海プロジェクトを立ち上げました。
あきらめずに進めばきっと叶いますね。がんばりましょう

写真
1枚目 2012年IUCN(国際自然保護連動)の世界自然保護会議での記者会見の様子
2枚目 2012年8月 オスプレイ反対の沖縄連帯アクションのときの画像を加工修正したもの
3枚目 キャンプシュワブ壁面にジュゴンの写真を添付したもの
4枚目 現在のキャンプシュワブ
5枚目 長島から平島を望んだ景色