ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

第9回じゅごんの里ツアー 3日目 大浦のんびりさんぽコース

2014年07月14日 | ジュゴンブログ
3日目は、もう一つのコースは、わんさか大浦パーク企画の
大浦のんびりさんぽ(ガイド付き集落散策ツアー)です。


ガイドは、大浦にお住まいの友利さん。
大浦ではなく沖縄の別の地域のご出身なのですが、子どものころから
ヤンバルが大好きで、20年ほど前に移ってこられたそうです。
ヤンバル大好き、自然大好き、という友利さんの気持ちが伝わる
ほのぼのしたガイドでした。


わんさか大浦パークを出発、道路沿いの街路樹にきれいな
白い花が咲いています。


「これは、白花のリュウキュウキョウチクトウ。毒がありますよ」
との説明に、早速カメラを向ける参加者。


「この花はゆうな(オオハマボウ)」


サトウキビ畑もありました。


植物のこと、沖縄独特の墓のこと、歩きながら
色々お話してくださいます。


しばらくして、名護市の天然記念物に指定されているマングローブ林に到着。


橋を渡って、マングローブ林近くまで行きます。
水がきれいみんなのぞいていますね。


このマンブローブ林は、主にメヒルギとオヒルギから構成されています。
この赤い花は、オヒルギ。


潮が引きかけの、マングローブ林内部はこんな様子。
張りだした気根が、満潮時も酸素を地下部まで送るそうです。
ところどころに土を盛り上げた塚が見られるのは、
オキナワアナジャコが作ったものです。


続いて、大浦のまち歩き。
人口は100人余り。空き家が多いのが悩みの種とか。


沖縄地方の魔よけの石碑。
直進しかできない魔物が丁字路や三叉路などで突き当りの家屋に
侵入するのを防ぐため、その突き当りに置いて魔物をぶつけて
消し去るためのものだそうです。


各おうちでは、お庭に色んな作物を植えていらっしゃいます。
これ何かわかりますか?
バナナの花です。
短冊のようなもの1本1本が、バナナ1本になるんですね。


1日目に東海岸のお話をしてくださった、松尾さんも同行してくださり、
なたでサトウキビを切って、かじらせてくださいました。
はじめてサトウキビをかじった参加者はカンゲキ


大浦アサギ庭(みゃー)のガジマル
大きなフクギの幹に巻きつきながら枝を広げているガジュマルの木。
ガジュマルが茂ると、土台となる木が枯れていくことから「絞殺しの木」
とも呼ばれています。何年か前に来た時より、フクギの木が弱って
いるようにも見えました。


おうちとおうちの間に、トトロが出てきそうな小路があったり
気持ちがゆったりできる、とても楽しい散策でした。
散策の最後に、急な大雨(スコール)があったのですが、
通りかかったおうちの、屋根付きのガレージで雨宿りを
させていただき、感謝感激でした。
ありがとうございました。


わんさか大浦パークに戻って来た時には、こんなによい天気に
(そのあと、また激しく降ってくるのですが・・・)
楽しい2時間の散策でした。

「ガイドさんがついているといいですね」と参加者の感想。
地域のことを深く知ることが出来ました。
案内してくださった友利さん、松尾さん、ありがとうございました


ここでガイドさんたちと別れて、少し早いお昼ご飯へ。汀間のさらばんじ
この沖縄そば定食が600円。とてもおいしかったです。
丼の影になって見えませんが、切干大根の入ったクーブイリチーが絶品でした。
*「クーブ=昆布」「イリチー=炒め物」


食事の後、さらばんじの前を流れる汀間川(てぃーま川)に降りてみました。
汀間川の河口にも、マングローブ林が生えていて、ハクセンシオマネキや
(たぶん)チゴガニなど、たくさんのカニの姿が見えました。
残念ながら、うまく写真は撮れませんでしたが、カニ穴がいっぱい。
マングローブの気根をそばで観察したり、川で石投げをしたり、
楽しいひと時を過ごしました。

スケジュールがぎっしり詰まった2泊3日のスタディツアーでしたが、
ケガやトラブルなく、充実したツアーになりました。
現地お世話になった皆さまに本当に感謝したします。
また、つたないツアコンでしたが、ツアーを盛り上げてくれた参加者の
みなさんも、色々なことを感じ取ってくださったようです。
一緒にツアー体験できて、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。

先日、基地予定地でジュゴンの食み跡が多数見つかったと報道されています。
「辺野古にジュゴン食跡110本 自然保護協会が確認」(琉球新報7/10)

来年のツアーでも、その後もずっと、すばらしい海・地域体験ができますよう。
この海を未来に残していきましょう。

ZAN

第9回じゅごんの里ツアー 3日目 東海岸散策コースの報告です

2014年07月13日 | 活動報告
じゅごんの里ツアー3日目は、
大浦湾散策コースと東海岸散策コースの2つのコースがありました
2つのコースそれぞれ楽しめた様子です

東海岸散策コースの報告をしますね

東海岸の良いところを知りたい~
どんな地域づくりがあるのかな~
いろいろ学びたい~と
朝一番に『黙々100年塾・蔓草庵』を訪れました。
モノづくり、泡盛と古酒文化、自然とのかかわりを次世代につなぐ
小さな活動拠点で、泡盛資料館が併設されています。


主宰されている島袋正敏さんのお話をお聴きしました。
正敏さんは、名護博物館長、図書館長、教育次長として
地域の生活・歴史・文化を軸に街づくりに関わってこられました。


古酒作りのお話し、地域の良さをどう活かしていくかなど
とても興味深いお話しでした。


古酒甕を『すべての家庭の床の間に』と取り組まれています。
講習会などをひらき、今、やんばるの1万5千世帯にひろがっているそうです。
すごい
古酒は独特の仕継ぎという作り方で、子や孫に受け継がれていきます。
古酒つくりが文化・伝統・地域づくりへと波及していくのです・・・
熱く語られる正敏さん。
とてもロマンに満ちた活動です。


貴重な古酒を試飲させて頂きました。
う~ん、うまい


蔓草庵の前で正敏さんを囲んで記念撮影
楽しいお話しありがとうございました。

蔓草庵をあとにして、東海岸の自然・町並みを散策へ
1日目の地域おこし支援員の松尾さんのお話しを参考にしました

底仁屋の褶曲 国の天然記念物になっています。
圧巻でした~が、写真がなくて、、、
褶曲とは地層が曲がりくねったもののこと。
「地球が動いてるーというのを感じる」と感動の声が

嘉陽の海岸は、ジュゴンが海草を食べに、ウミガメが産卵にやってくる
自然豊かな海岸です。
ここにじゅごんがやってくるのね~としばしば眺める。
嘉陽の集落は昔ながらの暮らしぶりが残っていました。
フクギの並木、赤瓦、シーサーの置物、拝所などなど
見どころ満載です。


ガジュマルの木にシーサーが~
キジムナーみたい


そして、安部海岸を眺めました。
ぶらぶら歩いていると
「何してるさー」
「どこからきたのー」と声をかけられ
(こんなに暑い昼間に散歩?と不思議がられていた様子)

おじいのうちなーぐちは、わからなかったけど
「いい旅の思い出を作りなさい」と最後に一言
なんだかいい感じ

東海岸は自然が残っていて、昔ながらの集落も見どころ満載です。
大規模なリゾートホテルはいらないけど
ぼちぼちと良さを活かしたエコツアーなどが広がればいいな。

そんなことを感じた旅でした

第9回じゅごんの里ツアー 2日目 瀬嵩灯台跡・てるや交流会

2014年07月11日 | 活動報告

海体験の後、少し休憩してから、じゅごんの里のある瀬嵩(せだけ)の、灯台跡に行きました。


灯台があった場所だけに、海の眺望が抜群です。
少しきつい坂を10分弱登っただけで見られるこの景色
ふだん使われていない道なので、草が生い茂ってたそうですが、
じゅごんの里の仲宗根さんが草を刈ってくれ歩きやすくなっていました。
感謝です


ヤドカリさんがたくさんいました


東恩納琢磨さんが、塀から転げ落ちそうになりながら、
撮ってくれた写真です。みんなすがすがしい顔
右奥がキャンプシュワブ。この海を取り戻そう


そして、海で泳いで腹ペコの面々がお待ちかねのバーベキュー交流会
二見にある「民宿てるや」さんのお庭です。


この日から、参加したメンバーも加わったので、改めて自己紹介。


大人に交じって、シュノーケルをがんばった少年からも一言


6/29沖縄大学でのシンポジウム開催のために来沖されていた
新外交イニシアティブの猿田さんも、スタッフの皆さんと一緒に
飛び入り参加してくださいました。
5月に稲嶺名護市長と一緒に訪米されたときのことなど、
興味深いお話を聞くことが出来ました。


みんなの胃袋を満たすために、肉や野菜を焼いて焼いて焼きまくりましたが、
〆の焼きおにぎりまで焼いてくれた、ツアーリピーターさん。
感謝感謝です

女性たちは、このままてるやさんで宿泊。
男性たちは、海と風の宿に移動し、
それぞれの夜は続いたようでした・・・。

夕方、まさに亜熱帯!という夕立が降って、毎年恒例の
シュワブ前ピースキャンドルができなかったのが残念でしたが、
充実の2日目でした。

ZAN

7月10日じゅごん茶話会の報告です~

2014年07月10日 | ジュゴンブログ
こんにちは。
幸いなことに大阪は台風の影響はなく
今日はじゅごん茶話会をひらきました。
(被害のあった皆さまお見舞い申し上げます)

今日の茶話会は
じゅごんの里ツアーの写真をみながらおしゃべり
ツアーに初参加だったOさんが動画をたくさん撮ってくれていて
それを編集してきてくれたので観ました

オスプレイの低空飛行の様子や
辺野古での海上デモ&集会の様子など
動画で観ると臨場感があります。
また海や散策を楽しんでいる様子などもいい感じです~。
この動画は、7月20日のイベントで
じゅごんの里ツアー報告の中で上映します
ぜひ、見に来てくださいませ~

そして、7月20日のイベントでは
やんばるの海と森の写真を展示します!
その写真の準備もしました~。



海と森は恋人
海と森がつながって豊かな生態系をつくっています。
そんなことを写真から感じてもらえたら嬉しいです

じゅごん茶話会、ぼちぼちと続けています。
次回は7月24日(木)です。
どうぞ遊びに来てくださいませ。






緊急のお知らせー明日はじゅごん茶話会ですが、台風で警報が出たらお休みします

2014年07月09日 | ジュゴンブログ
各地で台風の影響が出ているようですね。
被害が大きくなりませんように。
どうぞみなさまお気をつけてお過ごしください。

明日は、近畿地方にも台風の影響が出そうです。
警報が出た場合は明日のじゅごん茶話会はお休みしますので
どうぞご了承ください。


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7月のじゅごん茶話会は
6/27~29にじゅごんの里ツアーで
普天間、辺野古、高江に行ってきた報告をしたいと思っています。
美しい海や美味しいお料理、いろんな人との出会い
また厳しい基地の現状などなど
いろいろお話ししたいです

沖縄みやげもありますよ~
楽しみに~


  日時
      7月10日(木)14時~15時半
        24日(木)14時~15時半 


※毎月第2、4木曜に開催です   

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:無料

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)
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第9回じゅごんの里ツアー 2日目 辺野古・大浦湾の海体験

2014年07月07日 | 活動報告

集会に参加した後、海体験に出かけました。
案内は、もちろん「じゅごんの里」です。
海の中を観察するよう、シュノーケルや箱メガネも積み込んで出発です。
少し曇っていますが、その方が日焼けしなくていいかも


とはいえ、やはり日差しは結構きついです。何といっても沖縄です。
埋め立て計画の位置関係など説明しながら、平島へ向かいました。


平島は、辺野古崎の近くの無人島で、白い浜はサンゴの死骸で出来ています。


まずは、シュノーケルの講習から。
シュノーケル初体験の方にも、安全に海を楽しんでいただけるよう
しっかり練習してもらいました。


向こうに見えるのが、キャンプシュワブです。
基地計画では、この平島のかなり近くまで、大きく埋め立てる予定。
とんでもない計画だと体感していただけたのでは。


「あっ、魚がいるよ~」「どこどこ、あ、ほんまや~


きもちいい~
すばらしい海をしばし満喫


お隣の長島を眺めながらお弁当タイム。
海がきれいです。


大潮の干潮。こんなに潮の引いている平島は、はじめてです。


平島でたっぷりシュノーケルした後、チリビシのアオサンゴ群集へGO!


残念水が濁っていて、アオサンゴは、ほとんど見えませんでしたが、
アオサンゴについている他のサンゴや、たくさんの魚が泳いでいる姿を観察できました。
一所懸命泳いで、皆さんちょびっとお疲れモード。


最後に、ここ最近、ジュゴンの食み跡がたくさん見つかっている場所へ行きました。
埋め立て予定地にジュゴンが海草を食べに来ているのです
その報道はこちらをご覧ください
ジュゴンの食み跡多数見つかる(琉球朝日放送)


辺野古に戻って、テント村再訪問。
この日は、パレード&集会の後も、多くの訪問者があったようです。
毎日毎日の座り込み、お疲れ様です。ありがとうございます。


テントの前の干潟では、たくさんのコメツキガニがザワザワしていました。
この光景がいつまでも続きますよう

ZAN

第9回じゅごんの里ツアー 2日目 辺野古海上パレードとNO BASEギャラリー

2014年07月06日 | 活動報告

ツアー2日目、辺野古では、6.28海底ボーリング調査反対集会・海上パレードが
行われ、ツアー参加者もみんなで集会に参加しました。


カヌー隊も20艘。SDCCのスタッフも1名乗り込みました。


テント村前での決起集会。300名が参加し、テントから人があふれています。

臨時制限区域を設けて、反対行動を押さえこもうという措置は、
違法・脱法であり、自信を持って阻止行動を展開しようという弁護団からの発言もありました。
以下集会決議です。
1.不法・不当な制限区域拡大を許さない!
2.サンゴ礁生態系を破壊する海底ボーリング調査を阻止しよう!
3.仲井真知事は辺野古埋立承認を撤回せよ!
4.安倍政権による暴力的な工事着工を許さない!
5.日米両政府は辺野古新基地建設を断念せよ!


海勢頭豊代表も、発言しました


こちらは辺野古の浜。


浜を分断するキャンプシュワブのフェンスに、ツアー参加者みんなで
バナーとリボンを結びに行きました。


SDCCのバナーです。
街頭やイベントで、たくさんの人に書いてもらったメッセージで埋まっています。


参加者の一人が、甥っ子に描いてもらったというミニバナー。


篠原さんから、辺野古の闘いのこれまでについて、
ピースリボンやピースバナーの由来について、お話していただきました。
毎年お話を伺うのですが、気負わずずっと続けていらっしゃる姿に心打たれます。


時間の許す限り、持って行ったリボンを結びました。


バナーやリボンは、すぐに取られることが多いのですが、
たくさん結んでおくと、取りづらいはず


基地はいらない辺野古の海を守ろう
あきらめないさ~

ZAN

第9回じゅごんの里ツアー 1日目② 地域おこし支援員さんのお話しなどなど

2014年07月05日 | 活動報告

プロジェクトオーさんの事務所を後に、名護市東海岸へ向かいました。
写真は大浦湾です。


わんさか大浦パークで、首都圏チームと合流。


わんさか大浦パークには、地域で採れた野菜や、地域の特産品などが
販売されているのですが、ありましたよジュゴンが


名護東海岸といえばジュゴンって、有名になってほしいですね。


ツアー2日目に泊まる民宿「てるや」さんの、石窯パンもありました。
おいしいですよ


続いて、瀬嵩にある名護市役所久志支所へ移動。
名護市地域おこし支援員の松尾さんから、お話を伺いました。


名護市では、久志地域(久志区・豊原区・辺野古区の3区と二見区・大浦区・大川区
・瀬嵩区・汀間区・三原区・安部区・嘉陽区・底仁屋区・天仁屋区の10区)の散策マップを
発行されています。


この散策マップを見ながら、地域の見どころなど説明していただき、
その後、地域おこしの課題や、問題点、今後の展望などをお話しいただきました。
私たちにも、<二見以北地域の課題を解決するために>というお題で、
意見を求められました。


ジュゴンをプレゼント
ジュゴンも地域おこしに役立ちますよね。


久志地域は、自然も文化も歴史も、とても魅力的なところです。
松尾さんのお話を聞いていても、ここにもあそこにも行きたいと
うずうずしてしまうほど。みんなのアイデアを集めれば、
活気ある地域になって行きますよね。


さて、一日の締めくくりは、おいしいものを食べながらの交流会です。
場所は、名護市宮里にある「たけの子」という沖縄料理のお店。
毎年、お邪魔していますが、お料理がと~ってもおいしいです


海勢頭豊代表も加わって、なごやかに会がはじまりました。


お刺身と海ぶどう。新鮮


お腹が少し落ち着いてから、沖縄在住の方々から自己紹介していただきました。
本土から、移り住んでこられた方も、それぞれの思いで、今辺野古の基地反対に
取り組んでいらっしゃいます。


いっぱい食べて、いっぱい飲んで大満足
明日は、会場パレード参加&海に出るぞ~

ZAN

第9回じゅごんの里ツアー 1日目プロジェクトO(オー)事務所訪問

2014年07月04日 | 活動報告
じゅごんの里ツアーも、おかげさまで9回目。
2003-2004年に実施したツアー「ザンぬ海あしび」を入れると、
11回目の現地訪問ツアーとなりました。
今回は、初参加者9名、総勢24名のツアーです(現地参加者含む)。


6月27日(金)、梅雨明けしたばかりの沖縄・那覇空港。
夏ですね~


関西発チームまず向かったのは、普天間基地のそばにある「プロジェクトO」さんの事務所。


プロジェクトOとはオバマ大統領に100万枚手紙を送るプロジェクト。
愛・平和・命をテーマに、
①欠陥機オスプレイの配備撤回②世界一危険な普天間飛行場の即時閉鎖・返還
③辺野古新基地建設の断念、中止―を求める内容です。


プロジェクトOの赤嶺和伸さんから、まず普天間基地の現状についてお話を伺いました。
オスプレイは、墜落などの危険がある上に、低周波の騒音がひどく、
伊江島では、ニワトリの卵の殻が薄くなる、ウシやネコの子どもが、
生まれても育たないなどの報告が出てきています。
普天間への配備が2年近くなって、人への影響が出始めるのではないか
と懸念されていました。


そんなお話を聞いている間にも、事務所真上をオスプレイが飛んでいき、
その騒音のひどさを実感しました。


普天間には、もともと三つの集落があったのですが、
住民が米軍に収容所に入れられている間に、基地をつくられてしまいました。
「そのことを知らない人が、沖縄にもいるので、そこから話を
していかなければならない」とおっしゃっていました。


お話の後、赤嶺さんのご自宅屋上に上がらせていただきました。
ご自宅は、普天間基地フェンスの目の前。


屋上から、基地内の滑走路の全貌が見えます。


飛行経路に学校や家があるのは、本当はあってはならないこと。
早く基地を閉鎖させないと


赤嶺さんの後ろの方に、普天間第2小学校、普天間中学校があります。
早く子どもたちが安心して暮らせる街にしなければ。


野嵩ゲート前にも寄りました。
フェンスが隔てるものは、命を守る世界と壊す世界。
今、集団的自衛権、秘密保護法と、どんどん命を粗末にする世界が
基地の外にも広がってきています。
平和を守るみんなの心が、基地を飲み込んで、基地をなくそう。


NO BASE ! 
国を守り、命を守るのは軍隊じゃない


事務所に戻って、赤嶺さんを囲んで、記念撮影


赤嶺さんには、とってもおいしいお料理をごちそうになりました。
お話も、お料理も、とってもすばらしかったです
ありがとうございました。

ZAN