フィジオセラピーに行くと自転車漕ぎを必ず10分する。
まあ、30~35キロカロリー位の消費くらいな物だ。始めたころは筋力がかなり落ちていたのでその半分くらいからはじめた。
自転車漕ぎをしているといつも思うのはこれで発電逐電出来ればいいのにということだ。調べてみるとエアロバイク型発電機というのがあるらしいけれど実用にはむかないのだろうか?
そんなことを考えていたら、以前タルコフスキーの弟子 Konstantin Lopushansky監督の"Dead Man's Letters"という旧ソビエト映画を見たのを思い出した。足踏みミシンのような人力発電で消え入りそうな明かりを取りながら手紙を書く場面がある。核兵器カタストロフィー後の世界を描いたこの映画が上映されたのは1986年でありチェルノブイリ原発事故のあった年だった。
最後に棒切れや小物でクリスマスツリーを組み立てて蝋燭をともす場面、
残された子供達が壊れた世界に出発してゆく姿がとても切なく悲しい。
1940年以来現在まで国際原子力事象評価尺度4およびそれ以上のレベル原発事故は33件。しかしINES4以下の事故は数え切れないほどある。
私達はこれほどに危険なものを増やしてはいけない。
途方も無く長い間、危険物のお守りを私達の後に続く人々が引き受ける事になるのだから。