散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

自家発電

2011-05-10 18:22:01 | 思考錯誤

フィジオセラピーに行くと自転車漕ぎを必ず10分する。
まあ、30~35キロカロリー位の消費くらいな物だ。始めたころは筋力がかなり落ちていたのでその半分くらいからはじめた。
自転車漕ぎをしているといつも思うのはこれで発電逐電出来ればいいのにということだ。調べてみるとエアロバイク型発電機というのがあるらしいけれど実用にはむかないのだろうか?

そんなことを考えていたら、以前タルコフスキーの弟子 Konstantin Lopushansky監督の"Dead Man's Letters"という旧ソビエト映画を見たのを思い出した。足踏みミシンのような人力発電で消え入りそうな明かりを取りながら手紙を書く場面がある。核兵器カタストロフィー後の世界を描いたこの映画が上映されたのは1986年でありチェルノブイリ原発事故のあった年だった。
最後に棒切れや小物でクリスマスツリーを組み立てて蝋燭をともす場面、
残された子供達が壊れた世界に出発してゆく姿がとても切なく悲しい。







1940年以来現在まで国際原子力事象評価尺度4およびそれ以上のレベル原発事故は33件。しかしINES4以下の事故は数え切れないほどある。

私達はこれほどに危険なものを増やしてはいけない。
途方も無く長い間、危険物のお守りを私達の後に続く人々が引き受ける事になるのだから。













ルバーブ

2011-05-10 00:46:43 | 飲食後記
またもや、食べ物の話。食べる話。

ルバーブ10本ほどの束60セントを見つけて、頭の中がルバーブケーキになった。
しかしとりわけルバーブケーキが大好きなわけではない。
蕗が赤くなったようなこの植物のことはドイツに来るまで知らなかったので興味深深だった。
昔、これを蕗かなにかのように料理して失敗した日本人もいたようだ。何しろ酸味の塊だから出汁で煮たらどうなるか想像が付く。
もっともイタドリなどもかなり酸っぱいが出汁で煮含めると美味しいので、どうかな?やってみようかな?という気にもなったのだがイタドリと比較にならない酸味だと思うので、砂糖を使ってジャムやケーキが無難だ。そのうちに気が向いたら実験してみるかもしれないけど。

友人はこれを子供の時に良く齧ったものだという。(これを食べられる人ならばウメボシも大丈夫ろうな)母は子供のころスカンポを齧った話をしていた。
若いものなら薄く切ってサラダに入れるとか、スープに入れるのも悪くない。
最近は日本でも長野県辺りでルバーブを作っていると聞いたから、何か日本人ならではのルバーブ利用法が存在するかもしれない。
苺とあわせてジャムを作ったり、ジュースにしたりもするが花が咲いてしまうと蓚酸が強く身体に良くない。またセンノサイドを含むため敏感な人は下痢を起こすかもしれない。自然の便秘解消薬だ。

四季を感じる野菜の一つなので、時期になると一度は買ってケーキなどを作ることにしている。






  





ルバーブにシナモンをかけて、ケーキの生地には数枚のバジリコを入れてみた。焼き上がりにミラベルリキュールを(甘すぎて飲まずにあったもの)ふりかけた。(私の好みからするとシナモンは余計だった)
ジャムにもミラベルリキュールを砂糖の代わりにたっぷり投入した。美味しい。





IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば40年のうちに再生可能エネルギーで世界中の必要エネルギーの77%はおぎなえるというレポートが出たという。
世界的に再生可能エネルギーに移行してゆくといいなあ。 枯渇性エネルギーはもうみすてるべし! 世界中でその気になったら四分の三などといわず100%補う事は夢じゃないのではないのか?