散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

Ja, zu Japan

2011-05-23 17:37:57 | 思考錯誤


ロシア人の知人と、北海の港で日本から来たコンテナから軽度の放射能検出された話をした。
すると彼は「俺の知人はわけあって国から逃げ無けりゃならなかったんだ。で、アメリカに逃げて、そのうちに輸出入で稼いでた。彼は米国で売れない”良品”とはいえないものをインドや東南アジアに売って儲けた。その方がよっぽど恐いね」などという。
恐いって、それはかなりいけない話だ。
世の中黒い黒いもやもやしたものがうごめいている。
こっちがぼんやりしていると早速もやもや巻き取られてしまうかもしれない。

そんなことを思いながら歩いていたらバスの停留所に新しく貼られたポスターに気が付いた。



”ああ、日本! 日本の大震災の犠牲者へ追悼の意を表し、残された人々に寄り添いたい気持ちです。
日本の全ての人々にこの大災害を乗り越えるための勇気と力を祈ります。
そして私達は2つの国の友情150年間の記念年でもあるこの時に心のそこから言います:Ja,zu Japan”

というような意味のメッセージが書かれている。このポスターはMeerbusch市と隣接するDüsserdorf市の発信で今日町中に貼り出された。
今年は日本ドイツ交流150年記念年で催し物の幾つかは自粛された。













日曜日のお勤め

2011-05-23 15:23:14 | 思考錯誤







昨日の日曜日
隣の街のお祭りで”飛ぶ鶴”キャンペーン続編を終えた。
。。とは言え、殆んど机の前に座って仲間と折り紙をしたりおしゃべりしているくらいなものだ。
街の教会自治会の男性会員が子供達の折った鶴を箱一杯、募金用のカップを抱えてお祭りの人出に飛び込んでは、重くなったカップを嬉々として持ち帰へる。
何故か年配の男性ばかりが張り切って活躍していて、ご婦人方は日陰で口を動かす方が忙しい。(もっとも彼女等は担当外であった)
8歳くらいの坊やがやってきて、折鶴の山を指差し"いくらですか?”と聞く。
"これは値段は無いんだよ。日本で辛い目にあっている子供達の為に 寄付があると嬉しいな、と思って配っているんだよ”と返事をすると、「寄付する!ボク、寄付するよ!」といってズボンのポケットをひっくり返した。ぽろぽろと40セントが出てきて、募金箱に入れてくれ 少しよれよれとした青色の鶴を選んで嬉しそうに帰っていった。

教会自治会のご婦人が隣の店で買った苺を差し出しながら「お一ついかが? 洗ってないけれど。。。」
彼女が次に言うであろう言葉は直ちに予測できた。
「。。洗ってはないけれど。。放射能汚染は無いわ」といいながらにやっと笑った。
本人は至って悪気は無く、こういうジョークを今、日本人に言っちゃう人が結構居る。
ブラックジョークにもならないところが、痛い。

「それはどうでしょう?知らない方が身のためかもね?」と私は肩をすくめる。





ドイツでも原発事故は知らない間に度々起こっている。→ ★