昨日の大阪市会議員選挙の結果、もうでそろっていますし、大阪市のホームページやマスコミ報道などで確認できると思います。
この間、最大会派だったところが議席を減らしているようですし、現職議員も何人か、その会派では落ちているようです。また、当選した人も新人がでてきているので、この会派には、いままでのやり方に対する「批判」とともに、いままでのやり方を変えてほしいという「期待」が寄せられた、ということでしょうか。
と同時に、これ以外の会派についても議席が微増・微減といったところで、最大会派の議席数が減った分をどこかがひとりじめする、ということにはいかなかったようです。これも、現在の大阪市政に対する批判はあっても、そのあとどうするという話がでてこないなど、他の会派の主張にあまり目立った特色がなかった、ということの現われかもしれません。このへんは、前にこのブログでも書きましたが、あえて市政改革にどういう態度をとるのか、どの候補者もぼやかしてきた選挙戦の影響が出ているのかもしれません。
ただ、いずれにせよ、どの会派であっても、単独過半数という形にはなっていません。となれば、大阪市議会内での各会派の「連携」がなければ、少なくとも議会レベルでは何も動かないということでしょうか。また、国政レベルの与党連立とは異なる組み合わせが大阪市議会内でできれば、少し面白い展開もでるのではないでしょうか。
そうなってくるとますます、「大阪市政の運営について、どういう政策の実現について、どういう会派が、どういう話の筋道で連携をするのか?」ということが、まずは問われてくると思います。つまり、市会議員の大阪市政改革についての提案の力と、その提案に沿って各会派間の連携や、あるいは場合によっては会派を超えた議員の連携体制をつくる力といったことが、今後、相当に必要とされてくるということでしょうか。
ということで、今後、当選したばかりの大阪市の市会議員たちがどう動くのか、そこをみんなで注意して見守っていく必要があります。特に、子ども施策・青少年施策の部分で、市会議員たちがどう動くのか、注意して見守っていきましょう。
もちろん、大阪市の青少年施策を私たちの望む形で充実させてくれるような、そんな市会議員であれば、再選された現職・新人あるいは元職の人、どの立場であっても、会派を問わず、話はしてみたいと思いますね。