運転手不足＆上がる運賃

トラック運転手の残業規制が強化されて半年が経過した。
運転手不足が深刻化する物流の「２０２４年問題」が注目され
たが、これまでのところ荷物が運べなくなる事態はほとんど表
面化していない。ただ、中小の物流会社ではドライバーの確保
が難しくなり、荷主にも運賃高騰の影響が及んでいる。人手不
足による運送業者の倒産も増えており課題が残る。
・
「人手不足は深刻だ。ドライバーになろうとする人も減ってき
ている」。ネットスーパーの商品や家電の配送を担う物流会社
の社長はため息をつく。平日で１５０台のトラックが稼働する
が、残業規制に加え、今夏は米不足などの影響で、買いだめに
よる配送需要が多かった。しかし、ドライバーの「引き抜き」
が活発化しており、人員確保に苦労している。
・
一方で荷主の農業協同組合によると、農産物を運ぶ運送会社と
の運賃交渉が難航している。例年、運賃は数％で変動するが、
今年は４割増を要求されたという。「運送会社の苦労もわかるが
、価格転嫁が難しい生産者の事情も理解してほしい」と話す。
ただ、全国的にモノが運べない状態には陥っていない模様だ。
・
トラック運転手の年間の残業時間は９６０時間が上限となった
が、すでに多くの残業をして荷物を運んだドライバーもいると
みられる。「残業時間を先食いして心配もないわけではない」
と、年末にかけて運転手が不足する懸念も出ている。
高速道路の自動物流道路の整備や、自動運転による実現を目指
しているが、こうした取り組みには時間がかかりそうだ。





今日のブログがよかったらクリックしてね
　　　 　　　　　 　　 ↓　↓　↓　↓
下松市賃貸情報　　　　http://www.sennenhome.sakura.ne.jp