先週末からの全国的な大寒波もようやく治まった。 京都市内でも14cmの積雪を記録。
桂川河畔の様子。 水鳥も寒そうである。
陸上自衛隊駐屯地。
駅の様子。
右側の線路(東海道線下り列車線)に緑色のものが見えるが、これは「バラスト飛散防止ネット」。
北陸から大阪に帰ってくる特急サンダーバードが床下に氷雪を付けていて、それが落下してバラスト(枕木の下に敷いてある石)を飛散させ、
駅ホームの乗客に危害を与えるのを防止するために設置してある。
本日午後、やっとYBR号の本年初乗車である。 年末から放ったらかしであり、大寒波でバッテリが心配であったが、元気よく始動してくれた。
昨年秋にバッテリを交換しておいて正解だったよ。
時刻も遅いので遠出する訳でもなく、YBR号と身体の慣らしに市内をぶらぶら走るのに留める。
昨年末に京都市東山区の清水寺近くで見かけたお菓子屋さんが気になってたので行ってみた。
店の看板は「岩一壺」であるが、上の縦書きの看板には「一」が縦棒になってる。 店のマーク(商標?)も二重丸に横棒。
帰宅後ネット検索したら、店名の読み方は「いわいちつぼ」ではなく、「いわつぼ」なんだとか。 「一」は画数を縁起良くするために入れた由。
店頭にはおかきと節分豆が鎮座。 奥には駄菓子類が山積み。 撮影は許可をもらってる。
店内はあられ・おかき・せんべい等の米菓がメインであるが、傍らには駄菓子の山。 ひとつ11円から65円ほど。
中国人の若い女性3人グループが駄菓子類を爆買いしてたぞ。 店主のおばあちゃんも五玉が二つのそろばんを入れて英語で金額を言い、「謝謝」と。 さすが商人である。
おっさんが買ったのは製造元で規格外となった「割れあられ」と、駄菓子の「ねり梅」。
「割れあられ」は280gも入っていて、何と215円と激安。 見てくれは悪いが、そんなことは気にしない。 美味しいあられである。 黒豆がたくさん入っているのがうれしい。
「ねり梅」は一袋32円。 小さなキャラメル状のものが数個。 口の中でしゃぶると、古き良き味であった。
店主のおばあちゃんの隣には何やら年代モノを超越したレジスターが。
おばあちゃんに尋ねると、創業以来120年使ってると。 120年前と言うと明治末期である。
レジスターとしての機能は失われているであろうが、店にとっては大事な金庫であることに間違いは無いと思われる。 脱帽。
ネット検索したら、正確なことは解らないが、どうやらアメリカから輸入したものらしい。 「NaTionaL」のエンブレムが見てとれる。
京都市は幸いにも太平洋戦争の米軍による空襲を免れたので、旧い建物が多く残ってる。 岩一屋さんの西にある、京都中央信金東五条支店。
大正13年竣工の石造り。 当時、京都の煙草王で財を成した人物が創立した「村井銀行五条支店」が元祖であるそうな。
おっさんはこのようなレトロものが好きなので、またYBR号で発掘しようと思うよ。