全国的な大寒波もようやく一服した様子。
ところで、皆様は「カルマン渦」というのををご存知でしょうか。 以下「大車林」より引用。
ある速度範囲の流体(液体・気体)の流れにおいて、円筒状の棒を挿入すると後方に規則正しく交互に並んだ2列の渦が発生する。
1911年に、セオドール・フォン・カルマンによって初めて理論的に説明され、カルマン渦あるいはカルマンの渦列と呼ばれる。
カルマンによれば、渦の間隔aと列の幅hの比が約0.28で安定するとされる。
旗竿に着けた旗が風で左右にバタバタとはためくのも、旗竿によって発生するカルマン渦によるもの。
電線や細い木の枝が強風でヒューヒューと鳴るのもカルマン渦。 (エオルス音というらしい。)
で、今月23日15時の気象衛星画像を見ていただこう。
画像左端やや上にある韓国の済州島(チェジュ島)から右下方向に、ウネウネした雲が見えると思う。
これが冬季に北西からの季節風が、済州島に当たってできるカルマン渦。
済州島は標高1950mの火山島なので、条件がそろえばできるそうだ。 地球規模の壮大なカルマン渦。
鹿児島県の屋久島も同じく標高1935mの山塊なので、できることがある。
ちなみに、昔のトヨタ車でエンジンの吸入空気量を検出するのに、カルマン式エアフローメーターというのがあった。
吸入空気の中に柱を立て、カルマン渦による柱の振動数をカウントして空気量を測定する原理である。
上の画像はあまり鮮明ではないが、ネットで画像検索すると、もっと鮮明な済州島と屋久島からのカルマン渦を見ることができるよ。
おっさんは今月の寒さが続いたせいか、以前に骨折した左鎖骨の古傷が疼く。 腕を動かすと痛みを覚えることもある。
ちゃんと鎖骨がくっついているのだろうか、もしかして偽関節になっていないだろうかと疑っているが、
正常な皮下組織と筋肉が一度切開されて癒合してるので、完全に元通りになるわけではないので仕方がないと思う。
次の休日にはYBR号に乗れるかなー? それとも病院に行くべきだろうか。