恒例の月イチの献血に行った帰りに、京都市伏見区・名神高速道路京都南ICの近所にある未訪問の天皇陵へ。
見出し画像は鳥羽離宮跡。 平安時代後期に院政を行なった白河・鳥羽・後白河上皇の離宮があったところであるが、今は公園とサッカーグラウンドになってる。
近くにある城南宮も、この時代の離宮の一部だったらしい。
第72代・白河天皇陵。 名神・京都南ICから東へ、阪神高速京都8号線の下にある。
「しらかわてんのう じょうぼだいいんのみささぎ」。 小じんまりとした方丘陵。
境内入口に冠石と称するものがある。 差し渡し1mくらいの石。
鳥羽天皇が譲位後、白河上皇が創建した鳥羽離宮に入り、殿舎や仏殿を増築した。 その際、この石の上に冠を置き、これを中心に造営したとか。
第74代・鳥羽天皇陵。 白河天皇の第2皇子である第73代堀河天皇の皇子(白河天皇の皇孫)。
「とばてんのう あんらくじゅいんのみささぎ」。 陵形は方形堂。
第76代・近衞天皇陵。 鳥羽天皇の第9皇子。
「このえてんのう あんらくじゅいんのみなみのみささぎ」。 陵形は多宝塔。
市街地の天皇陵なので規模は小さい。 ひっそりと佇む3基の天皇陵である。