京都市西京区にある第53代淳和天皇の生母、藤原旅子(ふじわらのたびこ)の陵。
三ノ宮神社の参道から左へ分岐して登っていく。
苔むした参道を300mほど登る。
宇波多陵(うばたのみささぎ)。
淳和天皇御母 贈太皇后 宇波多陵。
藤原旅子は第50代桓武天皇夫人、淳和天皇は桓武天皇の第七皇子。 桓武天皇の生母、高野新笠の陵も近くにある。
高野新笠の陵については、2018年1月31日の記事に書いた。
旅子は淳和天皇の即位前に30歳で薨去したため、淳和天皇の即位後に皇太后を追贈された。
淳和天皇陵は近くの小塩山頂にある。 電波塔が林立する所で道路はあるが、以前は山頂までクルマで行けたが現在は封鎖されて通行不可。
大原野西嶺上陵(おおはらののにしのみねのえのみささぎ)。
淳和天皇は遺言により火葬され、小塩山から散骨された。 陵は幕末に築かれたらしい。 火葬塚も向日市にある。
麓に灰方という地名があるが、遺灰が飛んできたことから付いたという伝説がある。
石碑は下3分の1ほどが舗装に埋没している。