先日から読み始めた「里山資本主義」(藻谷浩介・NHK広島取材班の共著)が面白い。
固いタイトルなのだが、地方暮らしでの新しい価値観やライフスタイルが数多く紹介されていて、
そこで、生き生きと暮らす人々の情景が目に浮かぶ。
もともと、こういう生活にあこがれ、こういうふうにならないと日本は絶対元気にならないと思っているので、
書いてあることに共感できる点が多い。
この「里山資本主義」で事例に取り上げられていた島根県邑南町が昨日の日経夕刊で「A級グルメのまち」として紹介されていた。
一度、行ってみたい町だが島根県だとちょっと遠い。
たぶん、日経の記者もこの本を読んで、さっそく取材してきたものと思われる。
新聞を見ていない方もいると思うので、以下に掲載します。
里山資本主義に書かれていた邑南町の話の中では、牛乳の話が面白い。
自然放牧の牛は、いろいろの草を食べていることから、毎日味が違う。
森に入ってクマザサを食べる牛の乳、ハーブが生える時期の乳、乳が毎日違う味になる。
味が毎日違うことをセールスポイントに
「日によって違う牛乳の味を楽しんでください」
と言って売っているそうです。
この牛乳飲みたいですよね!!
【石州瓦がなぜ赤いか】
同じ島根県の出雲地方で産出される含鉄土石「来待石(きまちいし)」を釉薬(うわぐすり)に使うためだそうです。