会社が加入する厚生年金基金が来年度末で解散する。
こちらとしては、今すぐにでも解散してほしいところ。
今、日本中の多くの基金が解散に追い込まれている。
うちの会社が加入する基金は、解散にあたっての分配金は、2千万以上積み立てて、約1割程度しか戻ってこない。
聞いたときは、耳を疑った。とんでもない話である。
確かに破たんする基金が新聞に取り上げられていたが、うちの基金は大丈夫です。と、言っていた気がする(ような気がする)。
お金を運用するというのは、確かにリスクはある。
団塊の世代等が一斉にリタイアし、年金受給者が増え、一方で加入員が減ってしまったという問題はある。しかし、これは想定内。
だが、基金は個人の株の運用等とはちょっと違うわけで(ローリスク・ローリターンでしょ)、まさか、こんなことになるとは、誰も考えていなかったろう。
今の状況になる前に、何か改善策はなかったのだろうか?
人の金だから、基金の職員も、幹事会社の金融機関も、あまり真剣に取り組まなかったのか?厚生労働省の対応が遅かったのか?
チェックを怠った事業主が悪いのか?
たまたま、いま、株価が上がっているからいいようなものの、これが下がったら、逆に事業主は代行割れした分を負担しなければならないというのだから、話にならない。
この怒りをどこに持っていけばいいのだろうか。
結局、泣き寝入りしかないのだろうか。
まあ、いくら言ってもない袖は振れないのも事実。