2015年10月3日
先日、朝日新聞の夕刊に「万世橋と羽田空港を結ぶ水上バスが人気」という記事が出ていたが、東京のウォーターフロントに人々の目が向いてくれるといい。
個人的には東京の魅力づくりのカギは、ウォーターフロントにあると思っている。
数十年前に北米のウォーターフロント開発を視察する機会があった。
そこは、とても魅力的な場所で市民や観光客で賑わっていた。その魅力は水辺空間が上手にデザインされていたことと同時に、都市的文脈を感じられる場所であったところにある。
今こそ、是非とも2020年のオリンピックに向けて
東京都心のウォーターフロントも魅力的なビジョンを描き、ハード・ソフトの両面から
魅力ある場所として、再生してもらいたいものだ。
例えば、日本橋川の上を走る首都高道路がよく槍玉にあげられるが
発想を変えて、高架下をアートで飾ったり、水辺カフェ・レストラン、ギャラリー等としてもっと積極的に活用すれば、架下の水辺空間も楽しい、魅力的に空間に生まれ変わる可能性は十分ある。
JRの高架下がどんどん魅力的な都市空間に変わっているように。
そして、これらを遊歩道や水上バスで有機的に結び付ければいい。
せっかくの機会だから、東京ウォーターフロント開発の国際コンペでもやりましょうよ。
国立競技場よりも、こっちの方がよっぽど東京の都市開発においては、重要だし、魅力的な都市づくりにつながるような気がしませんか。