第二弾として、『駒沢オリンピック公園』を取り上げます。
都立駒沢公園では、現在、民間事業者により「レストラン・カフェ」の整備が進められています。
オープン予定は2017年春。
主目的は新たな賑わいの創出であり、あわせて災害時の防災機能の強化です。
■イメージ図
イメージ写真・配置図出典:http://park.tachikawaonline.jp/news/park/15571/
1.事業者に与えられた条件
◎新たな賑わいの創出
◎公園景観に調和した空間づくり
建物は美しい緑を活かした外観とし、利用者が憩い、安らげる空間を確保する
◎防災機能の強化
発災時には建物を公園協会が運営する防災施設に転用し、帰宅困難者対応や地域住民の支援を行う
2.レストラン・カフェの運営形態
公園協会が東京都から都市公園法第5条第1項の基づく設置許可を受け、
民間事業者は協会と共同事業契約を締結し、レストランカフェを設置運営する。
建物の設計、建設、運営はすべて事業者が行う。
この形は都立公園で初めてのケースのようです。
事業者と協会との役割分担は次のとおりです。
3.事業期間
契約期間は10年。1回限り更新できるので最長20年。
4.使用料
1か月の営業区域使用料=927円/㎡×使用面積(㎡)
面積は約340㎡ですので、使用料は約32万円/月です。
そのほか、上下水道・ガス・電気などの地下管路を敷設する場合は占用料を公園協会に納付。
5.公益還元
公益還元として、飲食店の売り上げのうち事業者が提案する歩合(8%程度を想定)を公園協会が管理する基金(都立公園サポーター基金)に寄付する。
※この基金がどう使われるかわかりませんが、個人的には、原則、駒沢公園の魅力アップに使われるほうが、事業者にとって理解が得やすく、事業への張り合いもでるのではと考えます。
資料:駒沢オリンピック公園飲食店(レストラン・カフェ)事業者募集要項(公益社団法人 東京都公園協会)
▽多くの人で賑わう駒沢公園。駒沢公園は幅広い層に愛され、思い思いのパークライフを楽しんでいる。レストランカフェがオープンすることでさらなる賑わいが生まれそうだ。が、一方で来園者が多すぎるというのも・・・・・・。
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