婚礼博物館の中には、新婚用ベットや当時の儀式に使われた道具が展示されていたが、その豪華さには驚く。その反面、一般の庶民はどうだったのか気にかかる。この国は、広いのでそれぞれの地方で色々な風習があったようだし、今でもそれは残っている。
悲しい話だが、昨年の1月まで同じ事務所で毎日顔を会わせていた女の子が5月に急死した。その子の田舎では、未婚の女が死んだ場合の地位は一番低く親族の墓に入れないそうだ。その地方では火葬が一般的なのだが、それもさせてもらえず畑の隅に土地を買い盛土だけの簡素な墓に葬られたそうだ。一言で言えば、男尊女卑。この世には、男と女しか居ない(どっちとも言い難い人もいるがそれも良し)どちらが欠けても世の中は成り立たない。早くこの、くだらない悪しき習慣が無くなる事を祈る。
冬の陽は短いので、4時間ほどしか滞在できなかった。帰る前に小さな茶屋でお茶をいただく。飾り気のない昔のままの茶屋は素朴でとてもよい。
上海の渋滞を避ける為、16時に鳥鎮を出発。今度は泊まりで行こうかな。
☆鳥鎮に持っていったカメラは2台。焦点距離は50mmと55mm、GXR MOUNT A12とキャノン5D2がカメラボディだが、どちらも実質75mmと70mmとなる。(キャノンの場合、補正レンズが付いている為) あれこれ多くのレンズを欲張らず軽装で行く事をお勧めします。そして、携帯の電源を切れば大昔の世界にタイムスリップできる場所だ。
Ricoh GXR MOUNT A12 Leica Summilux-R 50mm f1.4
上から3枚目の写真のみキャノンFL55mm f1.2