海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

アートを1枚買った。

2013-09-05 | リコーGR GXRで撮る上海

 

買ったというのはウソでアートでもない。行きつけのバーの天井の一部を撮影。上のアートのようになった天井は、天井裏にあるエアコンの配管ミスで雨のように水が漏りだして乾いた跡。ペンキの剥がれとカビが作り出した模様なのだ。

私が住んでいる国で一番よく起きるトラブルに水漏れがある。私が2003年に一度経験した水漏れは、床から湧いてきた。当時はマンションの一階に住んでいたので、床下を通っている水の配管が壊れてPCルームが水浸しになった。幸いMACは、床置きにしてなかったので助かったが、しばらくフローリングの床が恐竜の背中のように波打っていたのを思い出す。

こちらでは何が起きるかわからないので、危機管理能力がかなり高まる。自分の身は自分で守らなければならないので、外で道を歩く時も部屋の中に居ても油断は出来ない。電球が突然爆発して破裂したりコンセントから火が吹き出たりガス漏れや不完全燃焼や買い物時の偽札識別能力など、ありとあらゆる事に神経を使わなければ生きてゆけないのだ。なので、日本に戻ると安心して暮らせる事に安堵するが、2週間もすると慣れて危機管理能力がかなり下がる。安心して暮らせる事はすごく大事で良い事なのだが、それに慣れたまま海外に行くと面食らうのがオチ。同じアジア人でも日本人の顔が一番穏やかなのは、生活する上で安全度が一番高いからではないかと思っている。

一番大事なのは自分自身なのだが、次に大事なカメラ機材は必ず防水機能が完全なペリカンケースのお世話になっている。

RICOH GXR Nokton 40mm f1.4

 

コメント
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