中年の夫婦
若い二人
上海の街を歩いていると若い子は当然の事、中年夫婦も手を繋いで歩いている人達をよく見かける。また、こちらではオバハンとオバハンが手を組んで歩いている事もあるし、男同士肩を組んで歩いている人も結構多い。これら、日本ではほとんど見ない光景。
最初にすべての上海人に共通する事ではない事を断わっておくが、これは私が長年上海に住んで持った感想だと思って欲しい。
上海では完璧に女の方が強く、旦那は相当奥さんに気を使って一生を終わる人も多い。なので、炊事洗濯掃除は当然男の仕事となっている家庭も多いし、買物にも当然付き合わなければならないので、日本と違って上海では男に生まれるとプライベートな時間は無いと思って良い。なので、同僚同士会社帰りに一杯なんて事はまず無い。まっすぐに家に帰らないと奥さんの雷が落ちるからだ。なので、奥さんが旅行に行って留守の時は、羽を伸ばす人も多いと上海人から教えてもらった。
いつだったか、静安寺の久光デパートで、奥さんに殴られている旦那を見た事があるが、旦那は抵抗もせず耐えていて、もうそれは奴隷状態だった。まぁ、これは極端な例だが、カマキリのように交尾が終わったらメスに食われるような事はないので、まだマシと言える。
数年前に中国の恐妻家トップ10という見出しが新聞に載っていたので、当然上海は一位だと思って読んでいたら、一位は寧夏回族自治区で、二位は浙江省(杭州)、三位は湖北省と続き、七位に上海がランキングされていた時はビールジョッキ片手にフリーズしてしまった。大陸は広くまだ山奥では未知の新種の生物が存在していると聞いたが、それと同等の衝撃だった。
大陸では、前世紀から日本人女性は大陸の男から見れば憧れの的だったし、今でもそのブランド力はまったく落ちてない。最近中国から日本へ旅行に行き、日本の良さも含め様々な事や物を大陸と比べて、あらためてすべての事を考え直す中国人も多い。何かにつけ甲高い大声で怒鳴り、自分の思い通りにならないとブチ切れる傲慢女を日本では見た事がない事が衝撃なのだ。と50歳代の上海人が教えてくれた。
少しくらい古くても大丈夫。売れ残るかもしれない、もしくはすでに売れ残ってしまった日本人女性のあなたへ。結婚願望が今もあるのであれば、まだまだ日本人女性は年齢を問わず(一部制限有)大陸では価値あるブランドとして君臨してるよ。そして、こちらの金持ちは日本の比ではないからね。
エッ?私はデブだから無理?そんな事はありません。世界は広くデブでないと美人ではないという価値観の国は存在します。その国でダイエットを気にせず思いっきり食って寝てさらにデブになって、日本女性の武器であるきめ細やかな心と優しさが加われば、もしかしたら王様のお妃にもなれるかもしれません。キッパリ。
☆今日の一言
日本人は、日本の中だけで物事を考えるな。物事の価値観は世界共通ではない。