110Vの表記があるが100Vのプリントミス
好評いただいている039ブランドの撮影用LED電球が、RA90からRA95とレベルアップし赤の発色もよくなった。そのニュータイプもセコニックの計測ではRA97という値が出ていたので私自身が驚いたくらい。また、完全に100V対応の設計にしたので、熱の放熱効率が上がった。昔のタングステンのアイランプを知っている人達から見れば、これは夢のような電球である事は間違いない。
この電球は2016年の1月に日本仕様を持って全国7ヶ所の販売店にサンプルを見せたり置いてきたのだが、地方での反応は全くなし。日本は情報も含め販売ルートはすべてが一極集中の東京だという事がわかったので、今後の新しい商品は一社を除き全部を東京一極集中展開にする事に。
LEDの進化のスピードは早く半年もすれば新しいタイプが生まれてくる。ただ、相変わらず熱の問題は進化が遅い。LEDの発光面には熱はあまり出ないのだが、その後ろ側は明るさを上げれば上げるほど熱が出てくる。クーリングファンを内蔵してないタイプは明るさに限界があり撮影用としては物足りないので、ファン内蔵でE26のソケットを使用する電球タイプは50Wくらいまでが今のところ限界。これ以上明るいタイプを作ると重量が相当増しE26ソケットだけでは支えきれなくなるので、ダブルマウントソケットを使うしかない。2週間ほど前に試作品だが150WクラスのACタイプLEDが届いたので中を開けて見ると水冷と空冷を併用していたのには驚いた。
さらに進化した撮影用LED電球を企画中
これら撮影用LEDは、日本で作るのは簡単だが出来ても販売価格が相当上がってしまう。また撮影用限定商品などは、照明メーカーが聞く耳を持たないのとマーケットが小さいから相手にしてくれないからだ。大陸では日本と違って物事の進行にスピード感があり、日本のようにくだらない長い会議が何回もない。また、会議の中で前向きな話でなく重箱の隅をつつくような事ばかり発言する奴が異常に多い。そして、販売会社も新しい物に対して自分に自信が無いので、プロの写真家にお伺いを立て意見を聞かないと納得しない担当者や会社の多い事。
大陸では企画を持ち込んでもくだらない会議なんてやらない。トップ同士会って技術責任者と協議し、その場で決まるのが通例で、試作品も出来るのが早い。ただ、特許問題もあり新しい事をやると必ず壁にぶち当たるが、それは世界共通。
今回は今販売中の会社とは違う会社の製品で、そのスタンダードな日本仕様の試作品が二個届くので持って帰る予定。それと、039ブランドのアンブレラホルダー完成品と小型ストロボ用シューの試作品もあるので、荷物が重くなりそう。
☆「039」は、今年生まれた撮影機材専門で上海発の私のブランド名。私のオリジナルもあればOEMもあり、今年から来年にかけて4商品を誕生させる予定。
☆LED以外の委託製造も受けているので、興味のある方はココから入りコンタクトをクリックすればメールを送る事が出来ます。
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