海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海では結婚しない出来ない男はいらないが増加中

2023-03-03 | 写真日記

家族3人の絵を昔よく見た

 

路地裏遭遇

 

中国は2016年に一人っ子政策を廃止したが、二人目が欲しいという人は多くない。普通のサラリーマンでは育てられないほど、上海は子育てに金がかかり過ぎるのも理由のひとつ。それより深刻なのは、結婚したくない男女も多く子供はいらないという考え方も蔓延している。また最初からシングルマザー(正式に認められている)でイイやという女性も多く、今は精子バンクが盛況だそうだ。この精子バンクは、健康であれば誰でも(外国人も)登録出来るようで登録者は200元(約4000円)ほど支給されるそうだ。

最近の上海は、物価高と不動産の高騰で地方から上海を目指す若者が激減中。何か新しい事を始めるには、すでに上海ではなく杭州と成都を目指す若者が増えている。上海を一歩出れば、物価も不動産も上海から比べるとびっくりするほど安いし、仮に結婚して子供を育てるにも資金的に上海よりずっと楽だもんね。この流れは始まったばかりだが、私の予想では今後さらに加速するだろう。交通インフラも発達し買物はネットで自由に買え一部在宅勤務の時代になり、地方も発展し続けているのは現地に行ってみればよくわかる。長老達の考えている価値観は今の若者にはまったく通用しないからね。上海は中国の中でも先進的で経済の街として、地方から見れば憧れの街で発展しているし今もそうだが、若者が集まらないとなると未来はどうなるのか。今後の上海は老人率が加速しそう。

日本も少子化問題は深刻だが、今も昔も日本の政治屋どもは古い価値観に縛られ過ぎているので、時代に追従できない政治屋が多過ぎる。貧困層が増え動機が単純な犯罪が増えている日本だが、数年前から東京より上海の方がずっと治安は良い。

☆日本にいる頃なので25年以上前の事だが、中古で買った顕微鏡で自分の精子を観察した事がある。元気のない奴が多かったが、時々一瞬にしてファインダーを横切る奴がいた。そういう奴がまだいるのを確認し安堵。その後その顕微鏡は買値で売り払った事がある。

☆上海の郊外へ引越して一週間経過したが、市内中心部に行くには時間がかかるけど高層ビルがないので圧迫感がないのが良い。

☆新型コロナの影響で撮りたい街に行けず3年以上経過したが、今年も行けるかどうか。行きたい街は3月末頃から雨季で一時帰国もあるので、台風シーズンの終わりを待つと11月以降になるのかな。

 

コメント (2)
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