Fringer EF-GFX+EF40mm f2.8とEF50mm f1.8
GFX50SIIとFringer EF-GFXマウント用として使っているEF50mm f1.8以外に、新たにCanon EF40mm f2.8が仲間に加わった。なぜGFXにEFレンズかというと、先月の夜に外で人を撮影したのだが、MFのオールドレンズを使ったらピントが微妙に後ピンになり外れていたからだ。まぁ、依頼仕事の撮影ではないので問題なかったけどね。私の目は近乱遠なので、ピーキング機能を使っても夜はピント合わせが苦手なのだ。普通の街撮りならMFでも問題ないが、私には夜間に相手が微妙に動く人に素早くピントを合わせる能力はすでにないのだ。という事で、AFが効くEFレンズを夜用レンズとして任命した訳だ。フジの純正レンズには存在しない明るいAFレンズは、渡りに船。そして、GFX50SIIのボディ内手振れ補正も使えるのは、私には最大の武器になる。
EF40mm f2.8は、すでに製造中止しているので、中古を買うしかない。運よく元アシスタントがきれいなレンズを見つけてくれ、今はそれをテストしている最中。このレンズをGFXで使うと44x33でもケラレ無しで十分戦闘力になる事がわかった。このレンズは、ディストーション補正が優秀で線が細くびっくりするような描写は良いのだが、私にとってはシャープ過ぎるので、現像時にシャープネスを落として使っている。また、私のGFXのメインフォーマットは65x24と1x1だが、人を撮る時は1x1と決めているので、2本のEFレンズはローライフレックス80mmとワイドローライの55mmだと思って使うつもり。また以前はハッセルブラッドも仕事で使っていたが、外での人物撮影では100mm・80mm・60mmの順で女性を撮る仕事の場合は120mmを使っていた。50mmも持っていたが、ワイド過ぎて人物撮影では使ってこなかった。このEF40mm f2.8は、ハッセルだとディスタゴン60mm f3.5感覚で使えそう。
1x1の正方形で人を撮影する理由は、35mmフルサイズの24x36フォーマットで人をフレームをする場合、例えば縦位置でフレームすると左右の情報が写りにくいのと人の動きの左右に制約が生まれ画面が窮屈になるからだ。また、横位置の場合は左右が広すぎてフレームが難しい。そういう意味で、GFXの4x3は3x2よりフレームがかなり楽だ。ただ、縦横を考えず素直にフレーム出来る1x1は私にとって楽なのと、GFXの正方形フォーマットは33x33mmなので35mmカメラ用のレンズのイメージサークルをフルに活用できるのも利点。私と近い年代の人達に正方形愛用者が多いのは、その昔中判といえば正方形がスタンダードだったので、前世紀から慣れ親しんだ6x6を使っていたクセが抜けないのかもしれない。
CanonEFレンズは、絶滅危惧種に指定されているが、あえて上げれば65mmから75mmくらいがあれば最高なんだけど、そんなレンズはEFに存在しない。以前は好きで使っていたが、ミラーレスに変えて手放したEF50mm f1.4の開放付近の軟らかい描写は捨てがたいので、すでに日本で新品をオーダー済み。
☆このFringer EF-GFXのマウントは、価格は高いがフジにはない焦点距離やf値の明るいレンズがAFで使えるのが利点。ただ、コントラストAFしか搭載してないGFXの50シリーズだと、暗い場所では時々AFが誤作動する時があるが、慣れれば問題なく使えるレベル。
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