アントニー・ゴームリー(東京国立近代美術館)
アントニー・ゴームリーの作品(反映/思索)が佇んでいるのは、東京国立近代美術館。ここの展望室から皇居の堀が見えるので、展覧会の後に必ず立ち寄る場所。東京は小さな写真ギャラリーが無数にあるが、最近は写真より他のアート作品を見に行く事の方が多くなっている。で、上海はというと、写真のギャラリーがほとんど無いので上海で写真を見る機会は稀で、上海は圧倒的に現代アートが主流の街。
前世紀末の上海はカメラを買う事が大変だった時代だったので、写真作家も育ってなかった。これは、昔の日本と同じ。そんな時代に海外で写真を学び、上海に戻って広告などの撮影で稼いだ職業写真家もすでに引退してしまった人がほとんど。なので、今現場で活躍している職業写真家は、その第二世代とも言える。その間、フィルムからデジタルに変わり、さらに求められているのが写真から動画に変わったので、時代に追従出来ない人達は淘汰され、そしてコロナ問題で仕事も激減し、今は生き残りをかけている人達も多いと聞いている。
☆日本は相変わらずジャニーズ問題で世間は騒がしいようだね。文春は20年以上も前にこの問題を記事にしていたが、追随するマスコミは皆無だった。そして、ジャニー喜多川の問題が海外から指摘され公になり、今まで沈黙を貫いていたマスコミ各社は鬼の首をとったような大騒ぎ。どこのマスコミも、この件を知っていたクセにね。しかも、週刊誌ならまだしも新聞社までこの件に触れて来なかったというのは異常。そんなもんよ、マスコミは。編集者やライターは記事にしたいけど、その上のデスクや編集長とその上の経営陣がすべて権限を持っているので記事に出来ない事例もあるからね。特に今のマスコミは広告収入が命。地方新聞も含め、地元の広告主に対して悪い事を書けないからね。それにしても、あのジャニーズの記者会見は醜かったな。
☆イスラエル退避の韓国機に日本人51人が搭乗しているニュースが流れてきたが、この51人の日本人は非常に正しい判断と同時に韓国政府に感謝。で、日本政府はというと、ドバイまで避難させ一人3万円の費用がかかるというニュースも入ってきた。マスコミ海外組の裏鉄則だが、海外で最悪の事態が発生した場合は、日本大使館ではなくアメリカ大使館かフランス大使館を目指せと教えられた事を思い出す。
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