海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

橋の上で青春の1ページを 上海2008年

2022-12-25 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

 

 

橋の上で青春の1ページを偶然に撮れた

 

過去の画像からパラパラ漫画画像

橋の上でチャンスを待っていると、ストーリーが生まれる事がある。今ではタイムプラスと言うらしいが、私の世代だとスチールアニメと言われていて、上海で車の撮影と日本のバブル時期に車のCMと映画の撮影で数本この手法を使った事がある。いま思えば、映画以外は全部が車のCM撮影で使った手法だ。これを、もっとわかりやすく言うと、パラパラ漫画のようなもの。この手法をTVCMと映画に取り入れた最初の監督は、今年の春に旅立ってしまった。

この橋の上を大型車両が通ると重い三脚を使っても必ずブレが発生するので、けっこう面倒な撮影。これは、上海の旧市街でも同じで、大型車両や道路の下を地下鉄が通ると同じように地面が揺れブレが発生する。これは、上海が水郷の街で沼地だったからだ。今の道路の一部は、水路を埋め立てて出来ている路も多く、路の名前にその名残が残っている場所もある。外灘の古い建物を見ると地盤沈下している建物もあり、歩道から数段階段を降りて建物の入口に辿り着く建物もある。

☆今回の画像は、TVドラマのタイトルバックの撮影で何度か同じ場所に通って撮影したが、演出無しでこんな画像が撮れるとは思って無かったので、ホント想定外。

☆私の上海での知り合いの90%が新型コロナに感染中で、感染してないのは日本でワクチン接種した後に日本で感染した上海人と私と外出してない人のみ。今の上海は、街を歩く人や車も少なく人の声も聞こえて来ないほど閑散としている。私が2020年に隔離から開放された時に近い状況に似ていて、上海市民は感染を相当恐れているようだ。健康QRコードの提示義務とPCR検査が無くなり行動が自由になったとたんにこんな事になるのは、まったくの想定外。


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