樹齢800年の古樹茶(生プーアル茶)
樹齢400年の古樹茶(紅茶)
今は雲南省に住む私のお茶の先生から、景邁山産のお茶をサンプルとして2種類いただいた。プーアール茶は生熟成(自然発酵)で樹齢800年の古樹から採取した茶で、もう一つは樹齢400年の古樹から採取した紅茶。当然両方とも無農薬茶だ。
いただいた生プーアール茶
私は普段は烏龍茶と熟茶(麹菌で発酵)のプーアール茶を飲んでいるので、生プーアール茶(自然発酵)は詳しくない。このプーアール茶は、今年の春に製造された茶なのでまだ若い。このまま保存して数年後に飲むと熟成されるのだが、持って来てくれたアシスタント達とさっそく味見。このお茶は、淹れる時間が相当難しく秒単位でコントロールしないと渋みが出てくるようだ。どんなお茶でもそうだが、初めてのお茶はクセを知ることが大事。
もう一つの紅茶を飲んでみると、ほんのり甘く口の中で独特の残り香がとても心地良い。以前のブログでも書いたが、烏龍茶の産地の福建省に行くと地元の人達はほとんど烏龍茶を飲んでなく紅茶がメインの茶になっている。現地のお茶の先生や取引会社の人達に聞くと、福州市では烏龍茶は商売の為に作っているので現地では飲まないと行っていた。それともう一つの理由は、烏龍茶ではすでに物足りない体になっているのだ。つまりカフェイン中毒だ。
5年ほど前までは、福建省の福州市に取引会社がありよく行っていた時期があった。その時、昼頃から夜中までずっと紅茶が出てきたので飲み続けていると何だか酒に酔ったような気分になり、初めてお茶酔い(カフェイン酔)を経験した事がある。そして、夜は酒とすべて油を使った中国料理で必ず太って上海に戻って来た時期があった。
今年に入って中国の地方へずっと行ってない。それは、新型コロナの影響で外国人は地方へ行かない方が良いと言われているからだ。もし、行った先で感染者が10人も出た場合、私はそこから2週間は脱出できないのと、上海に戻っても2週間隔離されるからだ。数日前、青島で12人の新規感染者が出たが、青島全市民のPCR検査が実施されるとニュースになっているほど中国は新型コロナに対して厳格な国。2020年は世界中の誰にとっても最悪な年なので、来年に期待するしかないな。
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