ロックダウン前のある日の午後
本来なら今の上海は最高の季節だが、自宅の窓から自由に外を歩いている人を眺める日が続いている。私のアパートの敷地内に感染者が出たので、今もロックダウン中。外に出る事が出来るのは、アパートの敷地内の集会場でPCR検査を受ける時のみなので、10分ほど開放感を満喫する事が出来る。私の住んでいるアパートは5階の南西向きなので日当たりは良いのだが、太陽の位置が高いので日光を直接浴びる事が出来るのは午後3時過ぎから夕方のみ。
上海がロックダウンし1ヶ月を迎える人もいるが、そろそろ限界に近い状態だ。私の場合は過去成田から上海に到着した時に、2週間自宅隔離と3週間(ホテル+自宅)隔離を経験しているので、今回で3回目の隔離生活という事になる。これは慣れもあるが、初めて経験する人には相当辛い試練だと思う。海外から上海に入境した場合は隔離期間が決まっているのでまだ良いが、いつ終わるかわからない隔離ほど辛いものはない。
幸い私が住んでいる棟12世帯の住民は、グループチャットの責任者がしっかりした女性なので、何のトラブルもなく困った時には即チャットで返信が来るので心強い。ただ、123棟1476世帯というマンモス団地なので、人数が多い分感染者が出る確率も高い。なので、ロックダウンから解放されたマンションは、世帯数の少ない地区が多いのも納得できる。ロックダウンは4月末で解除という噂もあるが、あまり期待せず耐えるしかない。
☆画像は元アシスタントの家で、ロックダウン前に撮影した異種交流会。こんな時に誰も止めず、笑いながら見ているおおらかさが良い。猫も犬も雄だけどね。
☆一昨日、元アシスタントのナミの旦那から食料が届いた。自分が勤める会社からの支給分だが、夫妻宅の食料確保は十分なので私にと転送してもらった。中身は豚肉と鶏肉もあり生鮮野菜がたくさん届いた。本来なら今のアシスタントに送ってやりたいのだが、彼女は上海市ではないので市を越境して物資を運ぶ事が出来ない。ロックダウンの報道は上海がメインだが、上海市近隣も同じロックダウンが続いている。
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