ジムおじさん
隆とジンジャーとマリオ
過去のHDから発掘した10年前の画像を、一度PureRAWを通して再現像。10年前はCanonEOSを使っていた時期で、レンズは古いCanonFDレンズを使いあえて性能を落として使っていた。このライブではISO感度6400が常用だったのでかなりノイズが乗っていたが、PureRAWで一度ノイズをリセットしLighatroomで再現像してみた。本来のCanonFD50mm f1.4は、もっと性能は良いのだが、補正レンズ付きのアダプターを付けているので、レンズ収差のデパートのような画像に。しかもf値はすべて開放だが、この補正レンズアダプターを通すとなぜか深度が深くなる。今のデジタル用レンズと対極のような描写だが、むしろこの方が私は好きだった。
これらの画像は、当時の日本人なら誰でも知っていた上海衡山路にあったレストランバー「Le Garçon Chinois」で、私も週末はここでライブがあるので呑んだくれていたのだ。画像は2013年の大晦日ライブでの一コマだが、当時のミュージシャンはまだ上海に居るのか海外へ出たのか消息不明。女性シンガーのジンジャーは今年パリとNYで歌ったと動画が届いたが、今もどこかで歌っているのかどうか。そして、この店のオーナーの宮中隆は高知に戻り同じ名前のレストランを菜園場で再開。2012年は上海でも反日デモがあり、その翌年から徐々に日本人が上海を去り始めた時期。
☆私がデジカメで写真を撮る時の露出は、なるべくハイライトを飛ばさない程度の露出設定にする事と、シャドウー部は無視。そして、カラーのRAWデータからフジのデジカメの場合はフィルムシュミレーションをエテルナに設定し、さらにコントラストを落としハイライトとシャドウ部をなるべく飛ばさず潰さず。つまり、フィルムでいう超軟調現像をするわけだ。そのベタベタの締まりの無いカラー画像をフォトショップでモノクロに変換後にさらに調整する。あっ、それとモノクロの色フィルターは、モノクロ調整時にうまく使った方が良いね。私がよく使うフィルターはグリーンフィルターだ。
☆上海が舞台の映画「サタディ・フィクション」が日本で劇場公開されたようで予告編を観たが、モノクロ映画のトーンが浅過ぎる。当時の時代を考えて、あえて古いレンズで撮影し当時の映画の雰囲気を出しているようだが、ちょっともったいない。写真に例えると、戦前のノンコートのエルマー5cmで撮影し当時の印画紙にプリントしたような描写。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます