海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海ロックダウンで活躍してくれた浄水器のアクア(阿酷爾)

2022-06-19 | 写真日記

アクアのwebから→https://www.aquars.com/index.htm

 

上海2ヶ月のロックダウン中に契約していて本当に良かったと思ったのは、ひと月に一度フィルターを交換してくれる日本の浄水器レンタルのアクア(阿酷爾)だ。日本以外の国で水道水が飲める国は稀だ。中国もそれは同じで、地元民も水道水は飲まず飲料水は買っている人がほとんど。不純物は多いが水道水を沸騰させれば飲料水になるが、中国の水は欧米と同じようにかなり硬水なので飲料水には適さない。それは、水道の蛇口の根元などを見ると白い結晶状の物が目に付くので見れば誰でもわかる。上海の家庭では水を宅配している家庭が多いが、今回の上海ロックダウン中はそれもストップしたので困った人も多いのだ。

ロックダウンの影響で、昨日3ヶ月ぶりにフィルターを交換してもらった。3ヶ月フィルターを交換せず、使っていたアクア浄水を調べてみると数値は18だった。これは人が飲料に適する数値が30以下なので、まだ問題なく使えるという事になる。ただ、この数値は住んでいるエリアとマンションの給水タンクのメンテナンスの有無でまったく違うので、一概に同じ結果が出る訳ではない。私が以前住んでいた新華路のアパートは築年数が古いのと地下水道管が古いエリアだったので、ひと月の交換時にフィルターを見るとびっくりするほど汚れていた事を思い出す。

このアクアの浄水器レンタルは、日本語を話せるスタッフが毎月フィルターを交換に来てくれて、ひと月330元(約6400円)だ。この値段が高いか安いかは個人が判断する事だが、私は高くもなく安いとも思ってない。人の体のほとんどの成分は水なので、飲料水や料理に使う水くらいまともな物を選びたいからね。

このアクアは数種類あり、業務用やシャワーでも使えるタイプもあり、複数のアクア浄水器を使っている日本人も多い。白いTシャツを洗うと、数ヶ月後に何となく薄い黄色になってしまうエリアもあるので、愛用者は日本人を中心に多い。

☆私が今住んでいるエリアは以前と同じ長寧区だが、以前より水道水はきれいだ。それは、トイレの便器内を見ればすぐにわかる。以前住んでいた新華路では、便器内の水垢が薄い茶色に染まるが、今はまったく汚れない。アクアのフィルター交換後に水の不純物を計測すると、数値は3から5という一桁数値に変わるほど効果がある。ただ、欠点を一つだけ言うと、飲料用は3つのフィルターを通しタンクに貯めるタイプの浄水器なので、水道の蛇口をひねった時のようにジャブジャブと水が出るわけではない。普通にシャワーで使えるタイプもあるので、アクアのWebで検索してみるとよい。この会社の交換スタッフは全員中国人で、男女ともに礼儀正しく気持ちの良いスタッフなので安心だよ。

 

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食べログ裁判は笑えたぞ

2022-06-18 | 写真日記

食べログのトップページから

食べログの裁判を見て笑った。 

くだらないなぁ、訴える方も含めてね。私はネットで呑み屋を検索すると、トップページに出てくるので仕方なく食べログを見る事もあるが、私は場所の確認のみ。店の点数なんて見ないし書き込みなんて、全く読まない。

人の味覚は、生まれ育った場所や親の家庭料理の味が基本で今があるので、同じ地域でも味覚は様々。その後に様々な物を食い日本の北から南まで旅すると、その地域の味の傾向や調味料も様々。一番分かりやすい例は、日本全国に必ずあるラーメンだ。同じラーメンという料理で、これほど地域差がある料理は珍しい。もっと広く言えば、味に対して世界共通の基準はない。それを点数でランク付けなんてアホかと思う。これは、人を点数で判断する社会と似ていて、優秀お大学を出た方が社会に出て仕事をすると、必ずしも優秀とは限らないのと同じようなもの。この裁判の記事を読んで見ると、若い人が食事で失敗したくないと言っていた奴がいたが、こいつは社会に出ても、可もなく不可もない奴になるんだろうなと勝手に思った。何事も失敗を恐れる奴は思い切った事が出来ない奴が多く、予定調和人と私が名付けている一番関わりたくない人種。失敗して自分の勘とセンスを磨けと言いたい。でも、今の日本はこんなタイプが出世するのかなとも思ったりしてね。

訴えた側も頭が悪そう。客は一度その店が気に入ったらチェーン店だろうが個人経営の店だろうがリピーターになる訳だが、食べログの点数が落ちて売り上げが落ちたなら、その店はリピーターが少ない店だと自社で言っているようなもの。私だったら、そんなオーナーの店はタダでも行きたくない。店側が食べログに掲載を希望してなくても店情報を勝手に掲載される点も問題で、食べログのユーザーの中には食の評論家気取りで書き込む奴にも問題がある。また、最近ネットショップでの評価や書き込みも同じで、とんでもなくズレた書き込みをする奴が結構多い事に気づく。

☆私が上海で通う呑み屋は3軒のみと少ない。ただ、日中を通じてオーナーの人柄は店に通う大事な要素の筆頭だ。日本で知らない街に行った場合は、呑み屋付近を明るいうちから一周し自分の勘でロックオン。知らない土地で困ったらタクシーの運転手に、地元の人がよく通う店は何処ですか?と聞くのが一番確実。その時「美味しい店」というキーワードは外す事。タクシーのドライバーが名をあげた店の中に自分がロックオンした店の名があれば、そこがその時に一番良い選択だと思っている。失敗はどんな事でも必ずあるが、それを次回に生かして進化するのが生き物だ。

☆チェーン店が悪い訳ではないが、店のマニュアルに従順なスタッフの居る店は避ける。店選びで大事な事は、オーナー自身が包丁を持ち現場を取り仕切る個人経営の店に限るな。

 

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久しぶりに上海の日本人村から近い水城路へチャリで

2022-06-15 | 写真日記

 大量の食材を左右に振り分けて運ぶスマートなオネーサンの荷物は代理買物だろうな 久しぶりにX100Fで昨日撮影(仙霞路で)

 

敷地内PCR検査は二日に一度で17時-21時まで10人まとめて検査 私が検査開始5時頃に並ぶ理由は外に働きに出てない人が検査を受ける確率が高いから iPhoneで昨日撮影

 

昨日は天気が良かったので、久しぶりに水城路付近までチャリで向かった。飲食の店はテイクアウト中心で営業していたが、市場やコンビニはすでに通常営業していた。普段なら散歩がてらに近所で買い物を済ませるのだが、近くのファミマやDAISOが撤退していたので、街の様子見も兼ねて片道15分ほどの旅に出たのだ。現在、ほとんどの店は営業していて何不自由なく物は手に入る。ただ、私がロックダウン終了後に大きなショッピングモールに行かないのは、行った先で感染者が出ると下手したら私が濃厚接触者扱いになり面倒な事になるからだ。なので、小さい店を数件周りヒットエンドランで買物を終了させる。これは、カマキリの交尾のようなもので、行為が終わったら即離脱しないとメスに食われてしまうのと似ている。なので、私は今の買物方法を「カマキリ離脱」と勝手に名付けた。聞くところによると、同じ場所に15分以上滞在が濃厚接触扱いになるそうだ。

こちらから日本のニュース報道などをネット経由で観る事が出来るが、お粗末としか言いようがないほど取材をしてない事がよくわかる。その筆頭はテレビ朝日だ。この局が酷いのは、ニュースソースのほとんどがSNSから拾った動画で構成されている事。そして、この局の自意識過剰な支局長自身の顔のアップが動画の中にたびたび出てくるが、貴重なジュース(何でコーラと言わないのか不思議)だと言って少量飲むシーンが数秒も流れてきた時に、私は呑んでいたビールを吹き出しそうになってしまった。その報道動画→これ。こんなコーラを飲むシーンや自分の冷蔵庫の中身を見せる動画は自身のブログやSNSで発信するレベルの事で、大手のマスコミが公共の電波に乗せる映像ではない。それと、この報道動画の最後のシーンは、交通量の少なさからロックダウン中の動画で、ロックダウン後はもっと交通量は多いぞ。

この支局長の報道は、毎回自分の顔のアップから始まり、ロックダウン解放後の自宅から近い久光デパート地下(香港そごう系の高級食材スーパー)へ向かう場面も笑えた。それは、人が居ない街を見て怖いを連発していたが、「怖い」はウクライナでの取材で言え。その後、久光デパ地下で超高級食材の豚肉を買って2000円近くすると言っていたが、ロックダウン前のその値段の価格差を言えよと思ったが、おそらく知らないのだと思う。生活感覚が相当ズレているとしか思えない印象報道は、バラエティ番組と同等だ。上海がロックダウン中に、自宅の食料備蓄がないマスコミ関係者というのは、先読みが出来ず危機管理能力がゼロで、この局で働く現地スタッフにも恵まれていませんと自分で言っているようなもの。マスコミという仕事は、私達一般人の知り得ない情報も先取りして得る事が出来るのが常なんだけどねぇ。

日本のマスコミ各社が報道している事は、現実に起きている事には間違いないが、上海市全域で同じ事が起きている訳ではない。そして、その局の取材範囲が自社から相当狭く、動画はSNSから拾っている場合が多過ぎる。また、その出来事の後追い取材で深追いもやってない。すでにマスゴミという言葉もあるくらい、日本のTV視聴者は今のマスコミを信用してないしテレビ離れも相当増えているので、今後TVの立ち位置はどうなるのかね。もちろん、私はマスコミの中には知り合いもいるし信頼できる人も多いが、10年前の反日デモ後に私は新規マスコミ関係者とは関わりを絶ってしまった。理由は、最初に結論ありきのネジレ記事に写真を載せたくないからだ。

こちらでネットで観る事の出来るニュースは、欧米を中心に日本の報道も観ているが、客観的で的を得た報道のほとんどは欧米の報道に勝ものはない。報道のほとんどは、結論が先にありそれに沿って構成されている例がほとんどだ。また、現地の記者が書いた記事も本国の責任者がアレンジする場合も多いので、新聞もテレビ報道も鵜呑みにしないほうが良い。もちろん、これは世界各国共通だけどね。

☆画像は大量の食品を買って帰るオネーサン。ビニール袋に数字が書いてあったので、マンションの棟と部屋番号だろうな。おそらく買い物に行けない隣近所の人に頼まれての、大量買いの帰路だろう。今の上海は老人など買い出しに行くに行けない人達の為に、代理で買い出しに行く人達も多いし、そんな人達の為のボランティアもあると聞いている。公共交通機関内でも、老人が乗ったら若い人はすぐに立ち上がり席を譲る光景は、東京とはまったく違う。やっぱり儒教の影響なんでしょうかね。

☆こちらでは、テレビを自宅に置いてないしテレビを観ない生活が15年以上続いているが、理由は面白く無いから。日本に戻ると私にとっては珍しさも手伝い逆にテレビを観るのだが、よく観る局はテレ東とNHKとEテレだ。特に深夜時間帯のEテレは、NHKも変わったなと思える結構楽しめる番組が多い。

 

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上海は梅雨入りでシトシトピッチャン

2022-06-14 | 写真日記

地下鉄9号線佘山駅入口 チャットに出回っている動画をキャプチャー

 

一昨日から上海は梅雨入り。チャットに出回っている動画を観ると、朝の混雑時間帯が混雑。上海はロックダウン解除されたが、施設に入る時や地下鉄に乗る前に健康QRコードをスキャンしなければ、地下鉄に乗る事は出来ない。そして、荷物のX線検査も通らなければならないので、地下鉄の朝のラッシュ時は激混み状態になる。上海は梅雨入りしたばかりなので、しばらくはこの傘の花が咲く。

日本に帰国前に買っておきたい物があるのだが、まだしばらく様子見状態。行った先のビルが突然封鎖される事もあり、その理由で日本便に乗れなかったらすべてが水の泡になるからだ。という事で、店に連絡し店外で受け取りスマホで支払うしかない。

帰国まで12日間もあるが、すでに帰国したら何処へ行こうかネットで検索したりで、心はすでに日本モードに。

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中国の健康QRアプリはとても良く出来ている

2022-06-12 | 写真日記

ひとつのアプリですべてが事足りる中国のコロナ対策アプリは優れもの

 

今の中国は、AlipayかWeChatの健康QRコードで、新型コロナウイルスの管理をしている。つまり、このアプリひとつで新型コロナウイルスに関しての、PCR検査などほとんどの情報が手に入るので、とても良く出来ているアプリと言える。このアプリは、少しずつ常に改良しながら、今はほとんど完成形だと言える。

画面の左から

  • A健康QRコードで緑・黄色・赤に分けられ、この画面だと48時間以内陰性と表示されている。色が緑で72時時間以内の検査結果であれば何処でも自由に行動できる。
  • BはPCR検査を受ける時のQRコードで、このQRコードを検査スタッフがスマホで読み込みPCR検査へ。
  • CはPCR検査の結果だ。早い時は7時間後に結果が出る場合もあるが、約12時間後にはほとんど結果が判明。上から順に新しい表示が並び、最新は計測中と表示されている。
  • Dは自分の居場所から近い順に公共PCR検査場の情報が表示される。
  • Eは検査したい場所を選ぶと自分の現在地から検査場所を地図で表示してくれる。私は使ってないが、ワクチン接種を受ける時や履歴なども表示されるようだ。

昨年の今頃に日本に帰国した時、日本の開発した新型コロナ用アプリが相当酷く3種類のアプリを強制的にインストールさせられた。これらが今も使えるのかどうか知らないが、空港での入境方法も含め日本に入国したオリンピック関係者から、この国は本当に先進国かと疑われるほど醜いシステムで有名になった。日本の新型コロナ用アプリがダメなのは、3種類のアプリが全て単機能な事。これは、物事を相対的に考えるという発想が欠如している良い例だ。しかも、まったく機能しないまま半年以上も放置しいたアプリがあったりで、もうこれは吉本新喜劇より笑える事例だった。その頃、台湾の方が圧倒的に優れたシステムを構築していたと記憶している。日本は今のところハード面はまだ強いが、ソフトウェア面では相当後進国だと自覚した方が良い。

日本の若い人達は、若い時に外へ出て世界を知りましょう。外から日本を見て日本の何が良くて何がダメか見極めましょう。そして、今後の日本を少しでも良い方向に向けて欲しいな。このままでは、日本は衰退という未来しか見えてこない。ただ、生き残る道はあるにはある。それは、観光で食っていくという選択肢。

☆日本は地震や台風など自然災害大国だし有事の際にも使え、日本全国で通用する緊急事態アプリを作ったらどうかと思う。そのアプリを拒否する人は無視するとして、従来の防災放送も併用しながらスマホを持ってない人には近所の若い人がバックアップすれば良い。今ある似たような個別の災害アプリを統合し大容量サーバーを用意して、サーバーは地方の地盤が良い災害の少ない場所に設置。その金がいくらかかるか知らんが、日本は災害大国として金をかけるべきで、災害に対する優先順位は高いと思う。日本でソフトが作れないなら、台湾のあの天才に委託すれば良い。その際、日本政府は金だけを出し民間主導でソフトを作るべきだ。日本全国が無理なら県や市単位でも良い。そのアプリが良くて災害で効果を上げ前例があれば、全国に広がるかも知れないと思うけど、まぁ先進国の中で一番平和ボケしている今の日本では無理だろうな。

☆昨日の午前中に小区全員のPCR検査が終了した時点で、封鎖は解除された。後は、深夜に結果がどう出るかで今後が決まる。全員陰性であって欲しいな。

☆今後のPCR検査は1週間に一度検査すればよい事に。1週間PCR検査を受けなかった場合は、QRコードが黄色になり外出は不可に。これは、今のところ7月31日まで続くらしい。

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