春休みに読みだしたステファとネッリの物語の後篇を図書館から借りて来ました。
先日、久しぶりに泉図書館に行ったら、ヤングアダルトコーナーがとても充実していました。そこで見つけた本です。ウイーンに住んでいたユダヤ人姉妹。ナチスのユダヤ人政策を逃れてスエーデンに疎開する話ですが、後編は、6年が経過し、2人は成長、ついに戦争は終わるけれど、妹のネッリはほとんどドイツ語を忘れ、ステファは医師になるべく勉強を続け、やっと高校まで学費援助をうけ、その後は、働いて学費をためた後進学を目指す。
いろいろ紆余曲折はあるけれど、最後は、収容所にいた父親の生存を確認、アメリカへ旅立つところで終わります。展開の早い物語なので、あっと言う間に読めます。
もう1冊は、チェラブシリーズ7.『疑惑』。イギリスの諜報局の一部門。10歳から17歳の情報員が様々なスパイ活動をしたり、事件の解決に貢献する話。
物語とはいえ、普段は普通のティーンエイジャーが、大人顔負けで大活躍するのは痛快です。
作者のロバート・マカモアは13年間探偵をしたのち、現在は作家業に専念。訳者の大沢晶さんは、新聞記者を経て翻訳家になったとのこと。仙台在住と聞いています。
今回も読みごたえたっぷり。次回も楽しみにしています。
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