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2021年2月の記者発表@西宮市HP
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土曜日は自治会の役員会議で、日曜日は消防団の定例訓練。
消防団では、15年の勤続表彰をして頂きました。
引き続き、励んでまいります!
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さて、本題。
今日の話は一時期テレビでも取り上げられるなど、話題になっていた御前浜橋(=通称・跳ね橋(はねばし)。以下、はね橋)の話ですよ。
西宮市・南西部の浜脇地区と、埋立地である西宮浜地区を行き来するためには、
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●西宮大橋を経由するルート
●はね橋を経由するルート
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の2つがあります。
そのうち、はね橋は名前の通り、跳ねて開く可動式の橋で土日祝日には一日4回開閉することになっています。
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この橋の開閉についての請願が2つ、昨年12月議会に上がってきました。
そして議会審議の結果、
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①「現在行われているはね橋(御前浜橋)の定期的な開閉を、住民の利便性向上に向けて見直しがされるよう、市に対して働きかけてください。 」という請願
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賛成少数で否決
②『1 西宮市として「海域の自由航行が原則である」ことを市民に対して正確に説明し、今後、西宮浜の住民の皆様の一層の利便性向上に向けて、市が主体的に関係機関及び港湾利用者と橋の開閉方法等の見直しに関する協議調整を進めるよう働きかけてください。
2 橋の開閉方法等の見直しについては、私どもは陸の通行の利便性がさらに向上するよう十分に検討致しますので、市におかれましても、船舶の航行が一定確保される方法について検討してください』という請願
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全会一致(5名退場)で可決
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という一幕がありました。
この結果を受けて、①の請願を提出した「はね橋の開閉中止を求める会」は号外ニュースを発行し、関連地域でのポスティング等、広報活動を実施。
その中で、私の名前も「①の請願に反対した議員」として出されています。
いやいや、私、請願に反対していませんが…
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というのも私は現在、議長なので、議決には参加できません。
この点、ニュースの表記に問題があると考えており、幹事長を通じて日本共産党西宮市議会議員団さんに指摘してもらっています。(←ニュース発行元の代表が、元・同党所属の市会議員、上田幸子氏なので。)
その後、一週間たちますが、特に回答はなさそうですね…
一方で、仮に、私が議決に参加していても、①の請願には反対していたと思います。
というのも「はね橋の開閉中止を求める会」が提出した請願は、会の名前からも、従来の主張からも、はね橋の開閉中止を求めていることが明らかだったから。
素朴な住民感情として、
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●橋は開閉するけど、船が通っていない…
→不便やし、開閉するの自体やめて!
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という話がでてくるのは、よくよく分かります。
私も、何の事情も知らなければ、そう思うかもしれません。
しかしながら、船舶には、法令などで航行が禁止された一部の海域を除き、安全な航路をどこでも自由に通行できる自由航行の原則があり
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●法律上、行政には、自由航行の原則を確保する義務がある
●一方で、西宮浜埋立地が整備される際に、住民の交通利便性を確保する必要があった
●これを踏まえて、はね橋設置の際に、県・市・港湾事業者が協議の上で、現在の運用を決めた経緯がある
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という話が、現状の背景にはあるんですよね。
なので現状において、はね橋の開閉を中止することには法律上、問題がある可能性がきわめて高いのですよ。
である以上、同請願に反対した立場はよくよく理解できると思っています。
そのうえで「西宮浜の住民の皆様の一層の利便性向上に向けて、市が主体的に関係機関及び港湾利用者と橋の開閉方法等の見直しに関する協議調整を進めるよう」求める、②の請願が、全会一致で可決されたことは重要です。
これがあったからこそ、市は現状の見直しに取り組む姿勢を示したのですから。
(一方で、同会の活動があったからこそ、こうした展開があったことは事実だと思います。
事実に反する内容をニュースに掲載されたことは、たいへん迷惑ですが。)
というわけで今後、状況に変化があれば、またお知らせします。
複数、ご意見・お問い合わせ等いただいたこともあり、ブログ記事としました。
それでは、今日のブログは、このへんで失礼します。