公明政調会長、エネルギー計画案に理解=民主「原発推進とは一線」(時事通信) - goo ニュース
「フン詰まり」とは、取り入れたものから不要になったものを排出しなければならないが、これが滞った状態を言う。
人間の体で言えば、生きるために食事を摂っても、排便がうまくいかなくなる、いうなれば便秘になると、体にも異常をきたす。腹部にガスがたまったりする。
原子力発電所でも、核燃料を使用して電力を生み出した後には、必ず使用済み核燃料が排出される。
ところがこの使用済み核燃料の処分法が確立していないため、溜まる一方になっている。
そういう状態なのに、更に現在停止している原子炉を再稼働していくと、使用済み核燃料の保管場所が無くなってしまう。
即ち「フン詰まり」を起こすことになる。
再稼働するといっても、ずいぶん経年化した原子炉が多く、稼働させてもトラブルが多発することが予想される。それに対して部品の交換らで対処するつもりらしいが、交換できない本体は、更に老巧化が進んでいくことになり、とどのつまりが廃炉への道を歩んでいく。
廃炉と言っても、火力発電所の廃炉のようにはいかない。
火力発電所の場合は、燃料を抜き取った後は破棄にはそれほど手がかからない。だが原子炉となると、廃炉までには100年はかかる。この100年間管理費がかかり、言ってみれば「フン詰まり」の状態が100年かかると共に多額の資金も必要になる。
こういう「フン詰まり」は、「PM2.5」という大気汚染でもいえる。この「PM2.5」がこちら福井県でも濃度が上がったとニュースで゛あった。
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/928/35887e693d075cc1dfec96d8619c1f5c.html
「PM2.5」の発生は経済拡大の落とし子と言えるものだし、この「PM2.5」に手を焼いたために、何とか「フン詰まり」を解消しようとして打った手段が、「防空識別園拡大」方針である。そのために近隣諸国との軋轢が、深まってきている。
「エネルギー計画案」にしても、そのエネルギーを作成する際に排出される破棄物の処理を誤れば、「フン詰まり」で苦しむことになる。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-140225X180.html