気をうのみこちらの新聞には、「兵隊文庫」を取り上げたコラム記事が載っていた。
アドレス
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/column/107667.html
それでネットでも調べてみた。
戦場という前線で戦闘しなければならない兵士たちに、不屈の精神を持たせて戦わせよとしていた。過酷な環境の中で、勝ついつ殺されるかという恐怖に耐えさせて、味方のために働かせようとしていたと言えるだろう。
日本軍のようにゲンコツやビンタを食らわせて、根性を鍛えさせようとしていたのとは異なり、人生そのものに対峙させようとしてと思われる。
昨日我が国では、先の東日本大震災時に津波に襲われて、亡くなった小学児童の遺族が市などを相手取って起こした訴訟の判決が出た。市などに賠償金の支払いを命じている。
このニュースに、こんな句を詠まずにはいられない。
★ 子供らを 津波で亡くし 訴えて
金が出たなら 悲しみ無きか 2016/10/27
子供たちが亡くなったことをいいことに、それで金を得て満足しようとしている。
本当に償いを求めるなら、賠償金の値を示さずにいればいいものを。
今の世の中はこのように悲しいものになっているが、そこにはしっかりと人生に向かい合わないことにある。
人生に向かい合うことを教えるものは、教育ではない。道徳でもない。
これを教え導くものは、宗教である。