本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

イタリアンの先生

2011-08-12 02:51:00 | 料理


某日・・・
謎のルートより活けのマゴチがやってきました!!
(おまけにサイマキ・・・車海老の若いの!までついています。♫)






我が家の生簀で遊泳中。







一先ずは燃料補給しながら捌きます~。



マゴチの捌きに必要なのは ①子出刃 ②刺身包丁 ③料理バサミ ④金属たわし・・・とあとペンチかな?

(ペンチは入り組んだ腹骨を抜くときに使います。by濱生丸・望月船長。そうそう、金属たわしは固く細かいウロコを落とすの使用。1/4にカットして使うとお得ですよ~!)




まず足の早そうなサイマキからやっつけます。


腹が減ったのでパスタにしますよ!!




「車えびバシバシパスタ」

濃厚な海老ミソの風味がそそります。

そして、さっき庭から抜いてきたパセリのみじん切りが爽やかな香りを添えています。





いつ作っても美味し~く、簡単なレシピはこの本から↓


「パスタの基本」 2005 講談社  ラ・ベットラ 落合務


行ったことはないが、いつかは行きたい人気店・・・。

写真がいいんです!そして実際に作ってみるとウ・マ・イ!

しかも簡単。(釜揚げスパというシリーズが秀逸。パルミジャーノ・レジャーノが冷蔵庫の常備になるよ!)


本日は撮影用にカバーをしてみたけど、普段は剥がして使いたおしています。











おっと、マゴチの方はどうなったのか?



締めずに活けで持ち帰りの訳は、捌くのが面倒になっちまった時の為でもあるんですよ~(^_^メ)2~3日は平気で生きていますから・・・。







という訳で、翌日は一転してジャパニーズ。

(お供は淡麗辛口。)





マゴチのお造り三品
上から「マゴチの薄造り」 「マゴチの洗い」 「マゴチの昆布締め」



う~ん、携帯のカメラだと伝わる写真になりませんが、薄造りは一片を箸でつまむと向こう側の箸が完全に透けています。

そして、光を斜めから当てると玉虫色の輝きを放ちます。

最初はほんの少しの塩だけでいただくと、マゴチ特有の無味の後から立ち上るどこか郷愁を含んだ風味を楽しめるはずです・・・。

心ゆくまでこれを楽しんだら初めてこれにネギを一片くるんで食べてみてください。味のハーモニが生まれてくるはずです。

そして、それにレモンを一滴絞ってみるのもいいですよ~。

ワサビ醤油やポン酢に紅葉おろしも悪くないですがマゴチの味はよくわからなくなってしまうと思います・・・。



続いて「洗い」をひとかけ。

(洗いはキンキンに冷えた氷水の中で10秒くらいソフトに混ぜてよく水気を拭き、冷蔵庫で冷やしておきます。)

やはり最初は塩をほ~んの少し付けて味わいます。

厚く切ったマゴチのムチムチ食感と冷感で口中を涼風が吹き抜けて行くようです・・・。

夏ですな~。(暦の上では秋ですが。)


こちらの方がなぜかより甘味を感じました。




昆布締めは茶漬けにして食ったら美味いかもね~。

今度やってみよ。