安曇野ICを出て大町・白馬方面へ向かう道の途中に、
昔、NHK連続テレビ小説「水色の時」のために作られたという
道祖神がある場所があります。
このようにドラマの撮影用に作られた道祖神、ということで思い出すのは
一昨年、やはりNHKの連続テレビ小説「おひさま」のために作られたもの。
この時は、大町市美麻新行の水車がひとつ、
ここ(安曇野市堀金)に運ばれ、ロケ用のセットとなりました☆
本来の道祖神は、五穀豊穣・子孫繁栄や集落に災厄が入ってこないよう、
村の守り神として道の辻などに祭られているもので、
安曇野市には約400体の道祖神があるそうです。
特に数も多くて有名なのは、双体道祖神♪
仲睦まじく手を握り合っている握手像から
盃と徳利を持ち、結婚式を表しているという祝言像をはじめ、
扇を持っているものや、接吻をしているものまであります。
道祖神祭りの時に子供が道祖神に色を塗る地区もあります。
数多い双体道祖神の中でも、私が一番好きなのは
山形村にある、この ↑ 道祖神です。
とっても気品があって素敵だと思いませんか?(^-^)♪
…つい、双体道祖神の話に夢中になってしまいました。
☆★・・閑話休題・・★☆
「水色の時」の双体道祖神のある場所から、
もう少し道なりに車を走らせると、「早春賦歌碑公園」があります。
公園といっても、穂高川の川沿いをちょこっと広く整備した感じです。
毎年、4月29日の昭和の日には早春賦祭りが行われ、
桜が優しく美しく咲いて彩るようですが、
今年の桜は早かったので、私たちが行った頃は既に散っていました(T_T)
満開だったら、さぞかし見とれるほどキレイだったことでしょう。
↑ の写真の左端にあるのは、ソーラーオルゴールで、
ボタンを押すと、早春賦のメロディーが流れます。
でも聴いていると・・・ん?こ、これは??
♪ しれ~とこ~のみさきに~ はまなす~のさくころ~ ???
・・・・・変なこと言うと、怒られますかね(;^□^)
ソーラーオルゴールの右に写っている石碑には歌詞が。。
左側の石碑には、早春賦の作詞者と作曲者(吉丸一昌氏、中田章氏)
それから楽譜が掘られて(はめ込まれて?)います。
この歌は、現在の大町高等学校が校歌制定の1911年に、
(当時は旧制中学校時代)
作詞を依頼された東京音楽学校の教授だった吉丸一昌氏が
訪れた際に作られたものだと言われています。
なので、大町市文化会館にも早春賦の歌碑があります。
今年の春は、本当にこの歌のとおり、
♪ 春は名のみの風の寒さや~ でしたが、
GWを過ぎて、ようやくこの辺りも暖かくなってきたようです(^-^)