長野県の県鳥、ライチョウ(キジ目キジ科)。
「雷鳥」と書くので「サンダーバード」だと聞いたこともありましたが、
それは間違いで、英語では Rock ptarmigan(ロック・ターミガン)と言うのだそうです。
先日、登山を趣味にしている友人から「唐松岳に登った時に雷鳥の親子と出会った」と聞き、
野生の雷鳥を見たことがない私は羨ましく思いましたが、登山苦手なので到底無理そう(+_+)
その友人の話では「八方尾根のてっぺん近く」とのこと。
八方池までなら行ったことあるんですけどね~。。
池に空と山が映って万華鏡のような美しさでした♪
友人とそんな話をした翌日、TVで雷鳥保護の活動についての特番が放送されていて途中から見ました。
雷鳥は約2万年前の氷河期に陸続きのユーラシア大陸からやってきて、
氷河期が終わり、水面が上昇した時に一部が日本の高山に残され、
今は中部地方の標高2,200~2,400mの高山帯のみに生息しているのだそうです。
長野県では南アルプス、中央アルプス、北アルプスに生息しているのが見つかっているようですが、
高山にはいなかったはずの動物(キツネ、カラス等)が活動範囲を広げて雷鳥を襲ったりしているのと、
温暖化で雷鳥の生息に適した環境が失われることにより、絶滅の危機が心配されているとのこと。
元々は雷鳥を襲うことなどなかったサルまでもが襲うようになったという映像もありました。
そのように、せっかく生まれたヒナが天敵に襲われたり悪天候で死んでしまったりしないようにと
山にケージを作って一時的に保護したり、動物園で飼育してアルプスに戻す等、様々な活動をしている人たちがいました。
ああいう活動をしている人たちには本当に頭が下がります。
自分は何もできないので、せめて雷鳥のカレンダーを買ったりしてささやかな協力をしています。
売上の一部が雷鳥の保護活動に役立っていると聞いたので。。
おまけの写真は大町市の銘菓「雷鳥の里」と、雷鳥、おこじょのキーホルダーやストラップ♡
大町市山岳博物館の隣にある小さな付属園には雷鳥やカモシカがいて、私が実物を見たのはここが初めてです!(^^)!
初めて雷鳥を見た時は脚の太さにビックリしました。一般的な鳥の脚のイメージと違い過ぎる!!
さすが山岳地帯に生息する鳥、といった感じです。
↓の写真は、山岳博物館の中にある剥製。
私、基本的に剥製は苦手なんですが、ここは見学して良かったと思えました。
山岳博物館の外観。
この建物は、映画「岳」に「北アルプス警察署」として登場しています。
玄関前にはカモシカの像。
長野県の県鳥が雷鳥なら、県獣はカモシカです。
その両方が見られる山岳博物館、コロナが終息して自由に移動できるようになったら、是非一度来てみませんか?
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