霊松寺の続きです。
霊松寺は1404年に開かれた長野県で最も古い曹洞宗のお寺で、
1847年の善光寺地震で倒壊炎上してしまい、直ちに庫裏が再建され、
更に1883年に本堂が再建されたとのことです。
本堂に入ると天井には大きな龍が描かれていて、
その下で手を叩くと「龍が鳴く」と言われています。
実際に叩いてみると、ビビビビビ…という共鳴しているような音がしました。
↓ 本尊は釈迦三尊
驚くことに狐(お稲荷さん)がいました!
1905年に同じ曹洞宗の神社である豊川稲荷のご神体を分霊して祭ったそうですが、
1982年の豪雪で外にあった豊川閣が崩壊したため本堂内に安置されたそうです。
↓ 悟りを開く前のお釈迦様で、珍しい像だそうです。
元々、神道と仏教の分離が目的であったものが廃仏毀釈運動へと発展し、
1871年には松本藩も寺院を悉く取り潰したそうですが、
霊松寺の安達住職はこれに立ち向かい、
遂には廃仏令を撤廃した偉大な人物なのだそうです。
そのせいなのか、庫裏はからくり屋敷のような造りになっていました。
この壁。。隠し扉ですΣ( ̄□ ̄|||||)
中へ入ると人の背丈ぎりぎりくらいの高さの通路がず~っと続き、
覗き見できる隙間などもあったりして。。ちょっと忍者になったような気分♪
↑ 写真に納まりきらないほどの長くて太い梁が重厚さを感じさせます。
↓ 20mもある天井。まったく釘を使ってない造りだそうです。すごいですね。
↓ たたき土間。
建物の中からのビュースポットひとつめ ↓
建物の中からのビュースポットふたつめ ↓ ここからは山門が見えます。
この山門は、廃仏毀釈で廃寺となった松川村観勝院から移築されたものだそうです。
再び庭に出ると、鮮やかな紅葉に見とれて時間を忘れそう。。
駐車場にはバスもあったので、遠方からのお客様も多かったと思いますが
高そうなカメラを首から下げた人が大勢いました。
敷地内に足を踏み入れた途端、
「うわっ!すごい!京都の紅葉よりきれいなんじゃないか?」と言っている人がいました。
さて、そろそろ帰りましょうか。。再び鐘楼のある駐車場へと向かいます。
雲間からの日差しが大町市街をやさしく照らしていました。
建物の中も外も見甲斐のあるお寺です。是非、一度いらしてみてくださいね♪
★おすすめ動画★ 「う、浮いて、、・・あれ、インコって水鳥だった??」
水に飛び込んで浮いちゃってる足がなんとも言えず可愛いです♪
※you tubeより