◇ 「わからないことがわからない」
研修でディスカッションをすると新人や若手がよく言っている言葉である。この状態のとき、上司・先輩に相談や質問はしにくい。何を聴いてよいのかわからないからモゴモゴとした口調で、要領を得ない相談や質問になるからだ。そうすると「何が言いたいんだ。整理してから来い」と上司・先輩から叱られることが想像できる。叱られ慣れていない若者は、叱られたくないので、相談や質問をしない。結局、なにをどうすればよいかわからないままの状態で、上手くいかない。失敗する。
上司や先輩は「何かあったら相談や質問するように、と言っておいただろう。なぜ来なかったんだ」と叱る。いずれにしても叱られるという悪循環に陥る。
相談や相談しようと思っても、出来なかったという状態や気持ちを汲んでくれない。
◇ 相談行動がとれるように指示しておく
そういう状態を理解して、上司や先輩から仕掛けることが必要だ。「いつでもいいから相談してくれ」ではなく、「月曜日の朝出勤してすぐと水曜日の終業後には、必ず報告に来るように。相談や質問があれば一緒に聞くから」と、タイミングを決め具体的な行動ができるように明確に伝えておく。
◇ 上司や先輩も思い出してみる入職当時
同時に、報告や相談・質問しやすい雰囲気づくりも欠かせない。眉間に皺を寄せて恐い顔をしていれば、近づきにくい。近づけたとしても、委縮して言葉が出ない。報告しやすい表情をしたり、時間的な余裕を作ったりしておくことだ。
最初はモゴモゴしていても、来たことで良しとする。そして、わからないであろうことを1つ2つ整理してやると、次第に当を得た相談や質問になる。
上司や先輩から「そんな時間はない」と反論されるが、最初に気と時間と使って欲しい。新人や若手が育つか、育たず辞めるかは最初の時期である。
上司・先輩も入職当時「わからないことがわからない」があったはずだ。思い出してみよう。そして、そのとき上司・先輩から、どうしてもらいたかったかを考えてみる。おのずと何をすればよいか明確になる。
研修でディスカッションをすると新人や若手がよく言っている言葉である。この状態のとき、上司・先輩に相談や質問はしにくい。何を聴いてよいのかわからないからモゴモゴとした口調で、要領を得ない相談や質問になるからだ。そうすると「何が言いたいんだ。整理してから来い」と上司・先輩から叱られることが想像できる。叱られ慣れていない若者は、叱られたくないので、相談や質問をしない。結局、なにをどうすればよいかわからないままの状態で、上手くいかない。失敗する。
上司や先輩は「何かあったら相談や質問するように、と言っておいただろう。なぜ来なかったんだ」と叱る。いずれにしても叱られるという悪循環に陥る。
相談や相談しようと思っても、出来なかったという状態や気持ちを汲んでくれない。
◇ 相談行動がとれるように指示しておく
そういう状態を理解して、上司や先輩から仕掛けることが必要だ。「いつでもいいから相談してくれ」ではなく、「月曜日の朝出勤してすぐと水曜日の終業後には、必ず報告に来るように。相談や質問があれば一緒に聞くから」と、タイミングを決め具体的な行動ができるように明確に伝えておく。
◇ 上司や先輩も思い出してみる入職当時
同時に、報告や相談・質問しやすい雰囲気づくりも欠かせない。眉間に皺を寄せて恐い顔をしていれば、近づきにくい。近づけたとしても、委縮して言葉が出ない。報告しやすい表情をしたり、時間的な余裕を作ったりしておくことだ。
最初はモゴモゴしていても、来たことで良しとする。そして、わからないであろうことを1つ2つ整理してやると、次第に当を得た相談や質問になる。
上司や先輩から「そんな時間はない」と反論されるが、最初に気と時間と使って欲しい。新人や若手が育つか、育たず辞めるかは最初の時期である。
上司・先輩も入職当時「わからないことがわからない」があったはずだ。思い出してみよう。そして、そのとき上司・先輩から、どうしてもらいたかったかを考えてみる。おのずと何をすればよいか明確になる。