◆ 話が横道にそれる
会議や打ち合わせ、面談で本題から次第にずれた話題になったり、別のテーマに置き換わってしまったりすることはないだろうか?話をそらしがちな人がいる場合には、特に注意が必要。テーマが自分にとって分が悪いときは、本人は意識していなくても、別のテーマに置き換えて逃れようと自然になってしまっているかもしれない。しかし、横道にそれたままではいけないので、元に戻す必要がある。
ただし、横道にそれることを一切ダメだとしてしまうと自由闊達な発言がなくなってしまう。一定の枠に無理やり押し込んでしまい、堅苦しさを与えてしまうからだ。もちろん、時間の制約はあるので外れてもよい幅はある。余裕がなければ、それる横道はほとんどないかもしれない。一方、余裕があれば大きく脱線して楽しんでから本題に戻る場合もあってよい。
◆ それた話題で盛り上がっている先輩にイラっ
先日の出来事。緊張感のある打合せが続いた後の小休憩で、おしゃべりな人が最近の関心事を話し続けた。時計をみるとそろそろ打合せを再開させなければいけない時間。でも、話はいつ終わるんだろうと思うほどに絶好調。時間の制約がある(急いでいる)のはおしゃべりの人。私は時間に厳しい方なので、その人のためをと思って、早く進めなければと逆にイラっとしてしまったが、そこはアンガーマネジメントを使って自分を落ち着かせた上で、次のようなフレーズを使って横にずれてしまった話を元に戻した。
「あのー、そろそろ本題に戻りましょう。ところで、さっきの続きですけど…」と。
◆ 思い込み過ぎていないか
簡単そうだが、なかなか言い出せない人もいる。実は私も以前は言い出せなかった人間。相手が上司や先輩だと、話の腰を折ることになって、失礼にあたるのではないか。後輩である私が仕切ったような感じになり、偉そうにと思われてしまうかもしれないかなど。このように思うのがすべて悪いわけではないが、思い込みが過ぎると根拠のない勝手な考えで、自分で自分を悲観に落とし込み苦しめることになる。
一呼吸おいて冷静な頭に切り替えた上で、過去は置いておいて、未来志向型で伝えてみれば、相手はすっとわかってくれてスムーズに進んでいく、そういうことも少なくない。
先の出来事だが、同じように何の問題もなく切り替えができた。おしゃべりな先輩もリフレッシュできたようで、「あっ、そうだね」と言って、それ以降の打ち合わせがスムーズだったことにびっくり。