◇ ゴールが見えない
以前、単行本を執筆したことがある。300頁を超える量。果てしもない入力作業が続き、一向に終わりが見えてこない。一つの章をやっと完成させたと思ったが、見返してみると筋から外れておりそのすべてをボツにしたことも多々ある。文章を作るのが苦手な私にとっては苦行以外なにものでもない。
普段は他の仕事をしながらなので、執筆にかかりきりになるわけにはいかない。休日にガッツリ取り組んでみようとするが、構成を考えたり、調べものをしたりしていると、その日に1頁も書けなかったことがある。
◇ 今、少しだけ手をつける
次第に締め切りに追われるようになったときに、他の仕事の合間合間に少しでも進めるぞと考えて行動するようになった。例えば、電車に乗っている間に、本の構成を俯瞰して流れはよいか、足りないところを補ういいアイデアはないかと考えメモをとるようにした。本や雑誌に付箋を付けたり、ネット検索記事にブックマークを付けたり調べものだけすると決めてやると、次に執筆を始めるときにスムーズに文章作成に取り掛かれるようになった。
執筆のために、ある人に意見を聴こうとして打合せの時間をしっかり取っていたが、急に都合が悪くなりキャンセル。日を改めることになり、大きく予定が狂ってしまったこともある。忙しい人の場合は、ありがちなこと。
しかし、まったく接点がないなら別だが、会社の中ですれ違ったとき、エレベーターで一緒になったときに、的を絞って一つ質問をすれば少しずつ情報は集められる。
今までに携わったことのない大規模プロジェクトの場合もそう。急に出来上がるわけではないので、一つひとつ進めること。
今、少しだけ手をつける。 塵も積もれば山となる!
◇ 波及効果あり、大成功につながることも
今、少しだけ手をつける!その意識を頭の片隅においておくと、波及効果もある。関連した情報を目にしたときや耳に入ったときに反応しやすくなる。いつもだったらスルーしてしまうことも、「あれっ、これは今やっていることに関係ありそうだ」と。
関係する情報が増えると、仕事の幅を広げ、質を上げることにもなる。はたまた、克服できないでいた難題を解決して、成功につながることもある。300頁の私の単行本の中にも、それは数多くちりばめることができ、特徴を出せている。
このコラムも一気に作ることができず、スキマ時間を使って、少しずつ書き、何度も修正を繰返している。
「今、少しだけ手をつける」 これが仕事の出来を分ける。
以前、単行本を執筆したことがある。300頁を超える量。果てしもない入力作業が続き、一向に終わりが見えてこない。一つの章をやっと完成させたと思ったが、見返してみると筋から外れておりそのすべてをボツにしたことも多々ある。文章を作るのが苦手な私にとっては苦行以外なにものでもない。
普段は他の仕事をしながらなので、執筆にかかりきりになるわけにはいかない。休日にガッツリ取り組んでみようとするが、構成を考えたり、調べものをしたりしていると、その日に1頁も書けなかったことがある。
◇ 今、少しだけ手をつける
次第に締め切りに追われるようになったときに、他の仕事の合間合間に少しでも進めるぞと考えて行動するようになった。例えば、電車に乗っている間に、本の構成を俯瞰して流れはよいか、足りないところを補ういいアイデアはないかと考えメモをとるようにした。本や雑誌に付箋を付けたり、ネット検索記事にブックマークを付けたり調べものだけすると決めてやると、次に執筆を始めるときにスムーズに文章作成に取り掛かれるようになった。
執筆のために、ある人に意見を聴こうとして打合せの時間をしっかり取っていたが、急に都合が悪くなりキャンセル。日を改めることになり、大きく予定が狂ってしまったこともある。忙しい人の場合は、ありがちなこと。
しかし、まったく接点がないなら別だが、会社の中ですれ違ったとき、エレベーターで一緒になったときに、的を絞って一つ質問をすれば少しずつ情報は集められる。
今までに携わったことのない大規模プロジェクトの場合もそう。急に出来上がるわけではないので、一つひとつ進めること。
今、少しだけ手をつける。 塵も積もれば山となる!
◇ 波及効果あり、大成功につながることも
今、少しだけ手をつける!その意識を頭の片隅においておくと、波及効果もある。関連した情報を目にしたときや耳に入ったときに反応しやすくなる。いつもだったらスルーしてしまうことも、「あれっ、これは今やっていることに関係ありそうだ」と。
関係する情報が増えると、仕事の幅を広げ、質を上げることにもなる。はたまた、克服できないでいた難題を解決して、成功につながることもある。300頁の私の単行本の中にも、それは数多くちりばめることができ、特徴を出せている。
このコラムも一気に作ることができず、スキマ時間を使って、少しずつ書き、何度も修正を繰返している。
「今、少しだけ手をつける」 これが仕事の出来を分ける。